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今後はワクワクする事しかしない

昨晩、お世話になっている企業の社長さんに悩み相談をしていた。
僕はここ2年、半年毎に3度の個展を開催した。
展示業務は恙無く完了したのだが、僕の心はほとんど満たされなかった。
何も得るものが無かったと感じている。
当然のように、新たな出会いや発見は沢山あった。次に繋がる人脈が増えたり、なにより沢山の人に作品を見てもらえた。
売上はちょっと塩っぱい感じだったが、外見的な「立派さ」はあったと思う。

だが、僕の中ではそれを加味しても期待していた成果が得られなかった。特に今年開催した2度の展示は単に僕の体力とメンタルが疲弊しただけだと感じている。

総合的に、メンタルの状態はポジティブなんだけど、次の一歩をどこに向かって踏み出せばいいのか分からない漠然とした不安やモヤモヤがずっと晴れなかった。

自分で考えてもその正体が分からなかったから、最近は、色々な方に話を聞いていただいている。

昨日の会食もその一つで、そこで凄く前向きなお言葉を頂けた。

「自分がワクワクしない事をやったらダメだよ」

この一言が社長さんの口から出た瞬間、このモヤモヤが腑に落ちた。

今年開催した2度の個展は、「コンプライアンスに反する」「売りにくそうな作品は展示させない」というギャラリーの都合により僕の表現がかなり制限されていた。本当にプレゼンしたい内容を一切持ち込めなかった。そんなもんだと割り切って、個展できるだけありがたい、と色々な事を諦めながら仕事していたのがメンタルに毒だった。
寝ずに作品作って、たくさんお金かけて展示した作品がなんの価値も持たなかった。

この2年間の経験を通じて決意しました。

僕は、僕のしたい事ができないなら展覧会はしない。

こんな当たり前の事を自覚できず、また実行できてなかった事を恥ずかしく思うが、それが出来ない環境も確実に存在する。
だが、それを僕の仕事でやってしまうと成果得れず、むしろマイナスにしか作用しない。

次の一手はまだ打ててないが、確実に言えることは「100%自分の意思を反映した展示をする」ということ。日和らないし、誰かに制限なんてさせない。そんな事をしてくる程度の低い人間とは縁を切ります。

もちろん、批判は歓迎だし、議論もする。
ただし、余計な横槍だけは許さない。
議論するつもりもなく抑えつけるだけのパワハラなんて、戦うだけ時間の無駄。
作家デビューしてからそんな事の連続だった。それは恐らく僕だけではないのだと思うけど。

自由に好きなようにやりたいとは思わない。ただ、僕の考えていることを見せたいし、伝えたい。それを実現させるための仲間を作っていこうと思う。

最後に、僕のプレゼンを唯一受け入れてくれたみんなのギャラリーにて昨年9月に開催した個展の写真を貼ります。

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