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体の異変から病院に行くまで。

乳がんとわかった時の気持ち、治療のこと、治療後のことを書くことで、今、病院に行く勇気がない人、治療をこれから始める人、治療中の人、そんな人に、元気になれるよと伝えたいと思います。

よく、乳がんになったのと話すと返ってくるのは、

「検診でわかった?」

という質問です。

私の場合はノーです。自分でわかりました。

看護師さんに聞いても大半の人は、自分で異変に気付いてくる人がほとんどだそうです。実際に入院中に、話した人たちは、一年以内に検診は行ってたけど、自分で見つけた!という人がほとんどなんです。中には、市の検診では「これは悪性腫瘍ではありません」と言われたけど、気になって病院で調べたら悪性腫瘍だったという方も。

気になったら、必ず病院に行く。

は大事なことだと思います。病院にもよりますが、検査代は2000円くらい。2000円で命が救えるなら安いと思います。

さて、私がどのように気付いたかという話です。

異変に気付いた2018年3月。その時、息子は1歳8か月でしたが、息子が1歳過ぎたあたりから、年齢も40歳ということを考えて2人目が欲しいと考えていました。息子は1歳1か月くらいに卒乳をし、とにかく母乳が出なくなるというのが次への妊娠につながると言われ、わりと毎日胸は触っていました。12月の時点でも胸に異変はなく、2018年1月初めに妊娠がわかりました。妊娠がわかるか否かぐらいの年始に手をあげたら、やけに胸が張るなと思ったのですが、妊娠したのかもとさらりと流していました。私の通っていた産科では任意で乳がん検診も出来ます。息子の時もしましたが、2月の中頃に乳がん検診を予約していましたが、その直前に残念ながら流産という結果になりました。

流産後、体調を崩し、ぎっくり腰にまでなり、落ち着いた時に、あれ?まだ胸張ってると思ったのが3月中頃。母親に触ってもらうも、大丈夫と思うけど病院行って来たら?と言うので、すぐに病院を予約しました。その時、母親は顔には出さなかったけど、胸を触った瞬間びっくりしたそうです。でも、私を不安にしてはいけないと普通を装ったと後から聞きました。

残念ながら流産となったのですが、もし、赤ちゃんが元気で、先に乳がんが見つかっていた場合、私はどうしていたのだろうと考えることがあります。きっとどちらも選べなかったと思います。今考えても答えは出ません。そんな私に、赤ちゃんは自分の命をかけて、病気に気付いてと言ってくれたんだと思うと生かされている命を大事にしなければと思うのです。

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