エンジニアの集まりが「トイレの花子さん」について考察を始めたらカオスになった

ことのはじまりは、こちらのツイートが私が所属するエンジニア集団「kumaaa」のslackに貼られたことに起因している。

「女子トイレの一番奥の扉を３回ノックして、花子さん遊びましょって３回言うと花子さんが出て来るんだけど、順番や制限時間は定められていないの。２回ノックして３回名前を呼んで放置しておけば、誰かが扉を１回ノックしただけで花子さんが出てくるってわけ」
「デバッカーみたいなことをするな」

— 真弓創 (@nofun1978) July 9, 2021

これに触発されたメンバーが「どのような条件下であれば花子さんが出てくるのか」「このツイートの内容は正しいのか」「他のパターンでも同様のことはできるのか」などが気になり、大の大人数人が考えうる可能性を拾い上げ真面目に議論を進めていった過程を、少し長いがほぼカットせずnoteに書いたのでお付き合い願いたい。

結果だけ先にいうととんでもないカオスになった。

まず食いついたのは、QAエンジニア2名。

そう私も含まれる。

最初はQAエンジニアあるあるくらいのノリであったが、結構他のメンバーも気になってはいたようで、ノリが加速していく。

QAエンジニアのワイここで、一言。とそれに対する冷静なレス。

「トイレの花子」さんを召喚するテストパターンを追求するための議論が白熱していく。

そう。「仕様がない」ので現場が混乱する典型が今まさに起こっている。
仕様が定まっていないことで考慮すべき事項がたくさんある。我々は必死にパターン出しの前の考慮すべき点の洗い出しに勤しむしかなかった。
仕様は冒頭のツイートのみを自然と前提としているのでとにかく細かい仕様が足りない。

テスト対象への心配も一部見られたが、我々はGoing My wayである。

花子さんが出てきてくれる時間にそもそも傾向がある可能性があるので、それを考え始める我々。
ふと我に帰った私、PO花子さんが出て来てくれて仕様Fixすれば解決じゃん!!と閃く。話がここで終わったかのように見えた・・・が。

そもそも論に帰ってくる

新たな仕様書が次々と見つかる

花子さんについての仕様が冒頭だけでは少ないので、念の為他の伝承的なのを軽く拾っていく。

軽く拾ったのはいいものの、内容が若干違う仕様書が複数枚出てきた！！並の混乱を迎える。どれが正しいものなのか、どれも正しいものなのか、しかも仕様の指定が細かくなったことで、仕様書分ちゃんとテストしないと正しいかわからないという。現場は混乱を極めていく。

冷静に分析を続けて行く。大の大人たちがそろいも揃って結構真面目にでもめっちゃ楽しく「トイレの花子さん」について語り合ってるの多分日本でここだけだったと思うの。

急展開を見せる「花子さん」

昨今、話題にのぼる「LGBTQ」に関する話がナチュラルに考慮され始める。
※ (LGBTTIQQ２SA　という言葉もありますが上記表現とさせてください。)

「花子さん」に関する前提条件が複雑である可能性を考えると、テストするパターン・範囲・期間が膨大だと気づいた我々はある程度決め打ちでテストしていくしかないと悟り始める。
そして、実際にテスト実施する場合の考慮に話題が移っていく。

テストを行う費用が膨大だということにも気づいた我々は、ここまでの探索で打ち切りせざるを得ないという結論(暗黙の了解)になったのだった(続く)

我々が議論した結果テスト云々より、前提となる花子さん像にもいろいろ考慮が必要であるためテスト対象を疲労させずかつ成仏させないようにテストパターンと実施方法も考えて行かなければならない。
(=仕様書はめっちゃ大事だったし、花子さん相手では前提条件のFIXも重要だった！)

え？続くの？

あの話の直後、新作を見つけた人が貼ったことでまたはじめまりそうだったので、一旦止めましたがまたやりそうな雰囲気です👼

さいごに

いかがでしたでしょうか？
長いんだよ！！と思われたら申し訳ないです、っていうかむしろここまで読んでくださった我慢強いあなたに幸あれ。ありがとうございます。

発言をカットすることで、言葉の意味付けや重みが変わってしまうと良くないなと思ったのでほぼカットせずお送りしました。

当事者のわたしはこれを見返すの結構楽しかったので、ここまで見てくださった方も「楽しい」とか「面白い」とかポジティブな感想がありましたら幸いです。

そして他のエンジニアの皆様もぜひ、こういう何気ない話から結構大真面目に話題が広がった話があったらnoteに・・！(私が読みたい)

SPECIAL THANKS!!
チーム kumaaaの皆様