感想 慶應義塾史展示館「慶應義塾と戦争ーモノから人へー」を見学
今日は戦争に関する企画展を見学したことについての投稿です。
戦争に関する番組なども多くなる夏は、気持ちは辛いけど戦争について知ることをしなければと個人的に思っています。ひと夏にせめて1本くらいは戦争に関する番組を見るなどのことでも、知らなかったことを学ぼうと決めています。
というわけで、少し前になるけれど、慶應義塾大学三田キャンパスの中にある、慶應義塾史展示館の企画展を見学。
今回の企画展は、2024年度春季企画展「慶應義塾と戦争 ーモノから人へー」。
展示館のある建物は、三田キャンパスの中にある明治時代のゴシック建築。
六角形の塔のような形の部分も素敵な赤煉瓦の建物。玄関から続く階段の踊り場には大きなステンドグラス。かつて図書館だったそうです。
その美しい建物が、戦時中に屋根部分から大きく破損した写真が、今回の企画展のパンフレットの表になっています。
子供の頃に戦争の話を聞いた時は、「学徒動員」というのも、学生のお兄さんたちが戦争に行ったんだな、というくらいの、遠い時代の、遠い感覚でしかなかったけれど、自分がもう学生時代をとうに過ぎて、次の世代の子供達のことを考えるような年齢になった今、学生が戦争に、というのは、とてつもない重さとしてのしかかってきます。
企画展では、戦時中の学生たちの様子や、召集令状など。
出陣の壮行会の様子の写真もあり、実際に今私がいるこの場所で、わずか何十年か前に行われた事実なんだということが、胸に迫ってきました。
建物の2階部分の、常設展に付属した企画展のスペースは1室で大きくはないのですが、修復され現存する当時の建物で、展示を見学し感じたものは大きかったと思います。
出征された方の思いも、なぜ学生を出征させることになってしまったのかも、大人として知らなければと。繰り返さないために。
企画展は前期後期に分かれていて、間にお休み期間も入るようなので日程にはご注意いただいた方が良いと思いますが、8月末までの開催のようです。
夏は始まったばかり、暑さが年々きびしくなりますね。
読んでくださった方、どうぞお身体をお大事に、お気をつけてお過ごしください。
(上の見出し画像は展示とは関係ありません。)