海外版ココナラ「Fiverr」の使い方とこれからの仕事術
日本の賃金事情と、近年話題の働き方
近年、記録的な円安やインフレの影響で日本国内で仕事をし続けることに不安を覚えている人が多いようです。OECD加盟国の中でも日本だけが、３０年間賃金がほぼ横ばい。
（引用：日本人が海外で出稼ぎ！？ 若者たちが海外を目指す背景にあるもの https://www.nhk.or.jp/gendai/comment/0020/topic055.html）
お給料は上がらない中で、税金が増え続ける現代で、若者たちの間では、ワーキングホリデーなどで海外で「出稼ぎ」をすることがメジャーになってきているようです。オーストラリアの最低時給は日本円で約2,000円ほどということで、「日本の企業に就職するのではなく、海外でアルバイトをしたほうが稼げる。」と考える人も増えてきています。
そんな「出稼ぎ」が日本にいながらにしてできるサービスがあります。
『Fiverr』というフリーランス向けのプラットフォームで仕事を見つけられれば、ドルやポンドなど、外貨で報酬を得ることができます。
日本円の価値が下がっているこの頃、外貨で稼いだり貯金ができるのは安心ですよね。
Fiverrとは？
Fiverrは、フリーランス向けのサービスマーケットプレイスです。
ユーザーはWeb上で簡単にフリーランスのサービスを探し、頼むことができます。
サービスには、グラフィックデザイン、コピーライティング、ビデオ編集など、多種多様なものが含まれます。Fiverrの名前の由来は、最初に提供されたサービスが5ドルから始まったことからきています。現在は、サービスの価格帯が幅広く、数ドルから数百ドル以上までの範囲があります。Fiverrは、フリーランスや起業家にとって、新しいビジネスのチャンスを提供すると同時に、世界中のクリエイティブな人々がビジネスを展開するための場を提供することを目的としています。
イスラエルで設立されたサービスで、ビジネスモデルとしては日本のココナラに似ています。仕事を依頼したい個人や企業が、スキルを提供できる個人とマッチングしてオンライン上で協業していくシステムです。
Googleアプリ上の評価は★4.6となっており、サービス利用者からは高い評価を得ているようです。
実際にFiverrを使ってみた
サービスを利用したいとき
Gmailで認証後、簡単にアカウントを作ることができました。
ログインすると画面はこのようになっています。
試しに、翻訳の仕事を探してみました。
https://note.com/ichiryumanbai/n/naf61f36f8698
このように50,000件以上のサービスの登録があるので、自分が何か依頼したい時にはきっとぴったりのサービスが見つかるはずです。
Gigワーカーとして登録してみた
Fiverrでは、サービスのことを「Gig」と呼んでおり、サービスを出品する場合には「Publish Gig」というボタンから対応が可能です。
まずやること
１、プロフィールを設定しよう！
まずはプロフィール写真を設定しましょう。
オンラインでサービスを提供するため、相手の顔や素性がわからない中で、顔や雰囲気がわかると、信頼感が増し仕事を依頼されやすくなります。
各種SNSやポートフォリオサイトの連携もできるので、設定しておくのがよいかもしれません。
設定画面からは、通貨や国を選べるので、現在お住まいの設定に合わせるのが良いでしょう。
経験やスキル、使用できる言語などを登録し、プロフィールの設定が完了します。
できるだけ詳細な内容を記載することで、依頼者からの信頼も得やすくなるでしょう。
２、サービスを出品してみよう！
それでは実際にサービスを出品してみましょう。
サービスの価格、納品スケジュール、詳細を設定することができます。
この際も、サービスの内容がよく伝わるようなサムネイル画像をいれるとクリック率が上がるはずです。
質問事項の登録が必須なので、よくある質問や依頼者にとって想定される疑問を先に設定しておく必要があります。
複数のサービスを作成することができるので、提供したいサービスをいくつか登録してみるのが良いでしょう。
使ってみた感想
受注さえすれば便利で今後需要も高まりそう
使ってみた感想としては、英語がある程度のレベルで使用可能な方にとっては非常に便利なサイトであり、日本の顧客以外にも門戸を広げることのできる良いサービスでした。
依頼先を探している人にとっては、クオリティの高いサービスが手軽に利用できるというメリットがあり、価格も企業に依頼するよりも手頃であるという点も魅力的です。見積もりを取るのもメッセージから行えるので、依頼先を探している人にとっても手軽に価格のリサーチが行えます。
おすすめできない点
基本的に英語で操作する必要があるので、ある一定の英語力がある方以外には使い始めるのに多少のハードルがあるかもしれません。また、顧客も海外の方がメインとなるためやりとりが煩雑になったり、商慣習の違いなどから取引にはより一層気をつける必要がありそうです。
そして、依頼者の立場になった際には、サービスの質に関しても、ココナラや他のプラットフォームと同様に、期待より低い完成度の納品物やサービスを提供される可能性も0ではありません。
最後に気をつけたほうがいい点としては、稀にメッセージでおとりメッセージのようなものが届くことがあります。テレグラムという匿名性の高いSNSに誘導を促してくるため、そういった不審なメッセージには応じないのが安全でしょう。
このようにFiverrのおすすめできる点・おすすめできない点を挙げてみましたが、日本だけでなく海外からもお仕事を受けたいと考えている方や、依頼先を探している方は一度利用してみるのが良いと思います。
よりプロフェッショナルな人材として働きたい方
より高度なスキルを持っている人に依頼したい場合には、
『Fiverr Business』 があります。
こちらはFeverr から認証を受けた信頼のおけるワーカーのみ登録されており、より安心して仕事を依頼することができます。
https://www.fiverr.com/business
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