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大宮アルディージャサポーターなんです

叫ばずにはいられない♪大宮への愛を歌う♪オレンジと紺の勇者♪俺たちの街の誇り♪だからどんな時もここに集い♪大宮への愛を歌う♪この歌よ君に届け♪共に戦うために♪※1

 サッカー・J2の大宮アルディージャのサポーターになって、6年目になる。

 私は、異常なスポーツ観戦好きである。
 スポーツがプレイできないのに、大学はスポーツ学科に通った。
 野球は、年間300試合生観戦したことがある。野球、駅伝・マラソン、ボクシングが中心だが、種目に限りはない。ここ数年で、サッカー(ブラインド含む)、ラグビー(車いす含む)、バスケ(車いす含む)、バレーボール、卓球、トライアスロン、器械体操、エアレース、オートレース、パラ陸上、ゴールボールを会場で観戦した。フィギュアスケートは、ジャンプの判別ができる。

 スポーツ観戦好きだと自負する一方、熱烈に応援するチームはなかった。
 負けた翌日に人格が豹変し、周囲に八つ当たりする特定球団のファン。気持ちがわからなかった。
 母校や知り合いが所属しているチームなら、わかるが。スポーツを見る上で決定的に欠けている視点ではないか、と感じていた。

 大宮アルディージャ応援のきっかけは、2014年終了時のJ2降格だった。
 不思議な縁があった。2000年の初観戦から、スローペースながら連戦連勝。大型連敗中に、1位のチーム相手に3-0で勝ったこともあった。14年終了時点で、10連勝まで伸びていた。
「チームのピンチ。勝ち運を持ったおれが、応援に行こう」

 ある感覚が下りてきたのは、15年5月の磐田戦だった。
 試合前の選手入場時。突然「世の中にこんなに素晴らしい時はあるのか」と感じた。経験したことのない高揚感。その感覚は約5年経った今でも、生観戦時の試合前に必ず訪れる。
 不敗は翌年の広島戦(1-5。。)で途切れた。以降は、負け越してしまっている。それでも、アルディージャへの愛は途切れることがなかった。

 アルディージャの選手やスタッフが、無条件で全員大好き。関連番組のMCも大好き。元アルディージャの選手・スタッフが、移籍先で活躍しているかが気になる。

 試合では感情が最高潮に達する。まさに、一喜一憂。ワンプレイごとに大声を張り上げ、得点すれば周囲と大喜び。ラフプレイや不当な判定には、本気で頭に来てブーイングをする。
「ヨーロッパリーグを見た後にJリーグを見ると、レベルが低くてがっかりするよね」と指摘されることもある。
 違う、そういう話じゃない。アルディージャの試合を見られることが、何よりも幸せなんだ。
 子どもはいないが、親の心理とはこんなものかとも思ったりする。

 アルディージャはJ2に降格して3年目となる。J1昇格を願いつつ、残留でも愛し続けるだろう。
 負け試合の翌日に八つ当たりすることはないが、当日に連絡が途絶えることはお許しいただきたい。

※1大宮アルディージャ試合開始前に歌うチャントの歌詞。原曲はマスラヲコミッショナー「叫ばずにはいられない」

※2写真エトキ 1枚目=試合前に円陣を組む選手たち 2枚目=推し選手の三門雄大主将 ともに撮影者は私

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