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「おススメです」は営業、「使われています」は描写

こんにちは。中小企業様や小規模事業者様に特化したWeb活用のコンサルタント・永友一朗です。

SNS活用セミナーやホームページ改善セミナーで強調してお話ししていることのひとつに、

・営業しないで「描写」する

というポイントがあります。

例えば、「画廊」に立ち寄ったとします。
絵を眺めていたら、やおらスタッフが近づき、

「この版画は280万円ですが、作家の将来性を考えると、たいへんお値打ちだと思いますよ。おススメです。」
「先ほども、この版画に興味を持たれたかたがいます。でもこの1点が最後なんです。お急ぎご検討ください」

といきなり言われたら、ドン引きすると思います(架空の話です)。

何故、お客さまは引いていくのでしょうか?それは、商品の価値を自分で判断する前に、営業(販売行為)が始まってしまったからですね。

ものの道理として、「順番」はとても大事だと思うんです。

売りたければ、売る前にすることがあると思います。
それが「描写」です。

お店や会社、商品サービスの「使われかた」を描写すると、「へえ、そうなんだ」と興味を抱かせることが出来ると思うんです。

「使われかた」を描写することは、

・だれがどんなシーンで使うのかイメージしやすい(お客様として、「自分に向いているのか」が検討しやすい)
・販売実績が豊富であることが分かる(その取り扱いに慣れている/長けているお店から買いたいですよね)
・お店(店員さん)が親切そうか、アフターフォローなどがしっかりしているかが分かる

などの効果があります。

興味が湧き、自分ごととして利用メリットを感じ、お店や会社に対する安心感を感じたあとで、初めて「営業やクロージング」が効いてくるものと思います。

目的を適えるために、どのようなメッセージをどの順番で提示するのかは、
営業話法上とても大事ですね。ネットの世界も同じです。

今日は『「おススメです」は営業、「使われています」は描写』というブログでした。いつも最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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