ichiro.yana

ichiro.yana

最近の記事

(展覧会の記憶)源氏・応挙・若冲―近世絵画と久保惣の名品―2024.4.24|Kuboso Memorial Museum of Arts, Izumi

本展では、和泉市久保惣記念美術館のコレクションの中から桃山時代から江戸時代に制作された近世絵画を取り上げ、国宝2点をはじめとする名品とともに陳列された。近世絵画は、特徴的な表現方法を有する作品に着目、桃山時代の土佐派を代表する絵師土佐光吉が絵を描いた重要文化財「源氏物語手鑑」の伝統的なやまと絵の絵画表現、江戸時代中期の京で活躍した円山応挙の写生的な画風、応挙と同時期に同じ京で腕を揮った伊藤若冲の拓版技法によるモノクロームの表現、という三つの切り口が紹介された。とくに円山応挙「

    • +19

      (展覧会の記憶)マティス展 2023.6.1|Henri Matisse: The Path to Color

      • +20

        (展覧会の記憶)マティス 自由なフォルム 2024.4.18|Henri Matisse - Forms in Freedom

        • +13

          (展覧会の記憶)印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵 2024.4.3|Frontiers of Impressionism: Paintings from the Worcester Art Museum

        (展覧会の記憶)源氏・応挙・若冲―近世絵画と久保惣の名品―2024.4.24|Kuboso Memorial Museum of Arts, Izumi

        • (展覧会の記憶)マティス展 2023.6.1|Henri Matisse: The Path to Color

          +18
        • (展覧会の記憶)マティス 自由なフォルム 2024.4.18|Henri Matisse - Forms in Freedom

          +19
        • (展覧会の記憶)印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵 2024.4.3|Frontiers of Impressionism: Paintings from the Worcester Art Museum

          +12

          三浦篤(2015)「まなざしのレッスン2」 から学ぶ「西洋近現代絵画」の見方

          本稿は、筆者の個人的な「西洋絵画」鑑賞力向上のための読書noteである。 三浦篤『まなざしのレッスン2 西洋近現代絵画』東京大学出版会、2015年(以下、「三浦(2015)」と記す)は、三浦(2001)の続編で、教科書の体裁をとった「実践的美術書」。19世紀から現在にいたる西洋絵画を一気に見わたし、それまでの美術に関する約束事が存在した世界から約束事が崩壊していく世界への革新を、「主題とテーマ」「造形と技法」「受容と枠組み」という3つの視点から読み解いている。それは、ロマン

          三浦篤(2015)「まなざしのレッスン2」 から学ぶ「西洋近現代絵画」の見方

          (旅の道順)印象派の風景を巡る2週間

          美術館巡りの旅note: 2024年7月フランス 1. オルセー美術館 https://www.musee-orsay.fr/fr 2. マルモッタン・モネ美術館 https://www.marmottan.fr  3. オランジュリー美術館 https://www.musee-orangerie.fr/enルーヴル美術館 https://www.louvre.fr/ 4. モンマルトル美術館 https://museedemontmartre.fr/|ロマン派美術館 ht

          (旅の道順)印象派の風景を巡る2週間

          +18

          (展覧会の記憶)モネ 連作の情景|上野の森美術館 2023.10.26|大阪中之島美術館 2024.4.24|Claude Monet: Journey to Series Paintings

          (展覧会の記憶)モネ 連作の情景|上野の森美術館 2023.10.26|大阪中之島美術館 2024.4.24|Claude Monet: Journey to Series Paintings

          +17

          (続)三浦篤(2001)「まなざしのレッスン」 から学ぶ「西洋伝統絵画」の見方

          本稿は、筆者の個人的な「西洋絵画」鑑賞力向上のための読書noteである。 三浦篤『まなざしのレッスン1 西洋伝統絵画』東京大学出版会、2001年(以下、「三浦(2001)」と記す)は、東京大学教養学部で行われた講義をもとに書き下ろされ、教科書の体裁をとった「実践的美術書」。14、15世紀から19世紀初めの西洋絵画を対象に、神話画、宗教画、風景画、静物画など主題別に12章からなり、各章は代表的作品の分析、ジャンル全体に対するポイント、「絵画の表現形式や受容のされ方に関する重要

          (続)三浦篤(2001)「まなざしのレッスン」 から学ぶ「西洋伝統絵画」の見方

          三浦篤(2001)「まなざしのレッスン」 から学ぶ「西洋伝統絵画」の見方

          本稿は、筆者の個人的な「西洋絵画」鑑賞力向上のための読書noteである。 三浦篤『まなざしのレッスン1 西洋伝統絵画』東京大学出版会、2001年(以下、「三浦(2001)」と記す)は、東京大学教養学部で行われた講義をもとに書き下ろされ、教科書の体裁をとった「実践的美術書」。14、15世紀から19世紀初めの西洋絵画を対象に、神話画、宗教画、風景画、静物画など主題別に12章からなり、各章は代表的作品の分析、ジャンル全体に対するポイント、「絵画の表現形式や受容のされ方に関する重要

          三浦篤(2001)「まなざしのレッスン」 から学ぶ「西洋伝統絵画」の見方