これまでのこと(1)
2歳まで、千葉県で過ごす
おままごとの思い出
おもちゃのなべに、土を入れて置いておいたら
きれいな水と白い小さなタイルに変わっていて
「お豆腐!」
って、大興奮
誰だったのだろう。
ベビーメリー
近所の家に赤ちゃんが生まれて
ベビーベットの上のメリー
誰かと一緒にその家に行っては
床に寝転んで、飽かず眺めてた
妹が生まれて
父の実家へ預けられることに
長火鉢、どてらをきた叔父
怖くて泣いて泣いて
慌てた叔母が、叔父に目配せして
慌てて叔父も、こそこそっと奥の部屋へ
二人とももう亡くなってしまったけれど
今でも二人は「ぱぱ」と「まま」
ががんぼ
いとこのおねえちゃんにおぶされて、散歩
「これを、ちょんって触ると虫になるんだよ」
って、お姉ちゃんが有刺鉄線を、ちょん
羽が生えて、飛んで行った!
一年にも二年にも感じていた
この期間
大人になって聞いたら
たった
一か月だった。
小学生
父のトラックで、父の実家へ
ある日
いつもの道が工事中で、少しコースが変わっていた
沼に沿っての緩いカーブ
気が付いたら、トラックごと沼の中へ
父はとても落ち着いていて
「ぎりぎりまで待て」
って、トラックの中の空気が
天井ぎりぎりになるまで待ってから
「よし!」
母と父がドアを開けて、トラックの外の
水の中へ
次の記憶は父の実家の庭
バスタオルをかけられて
呆然と立ち尽くしてた
家
畳も入っていない、床
埃だらけの部屋と家を、掃除する父と母
畳が入って、家具が入って
押入れを改造する父
私と妹の二段ベット
宮城県沖地震
私は母と家
飾っていた額が一つ、落ちて
食器棚のガラス戸が一枚、割れた
外で遊んでいた妹は
気づきもしなかった
って、笑って帰ってきた
「おとうちゃま、おかあちゃま」
と、呼ばされていた
毎週土曜日は1時間車に乗って
ピアノ教室へ
母が子供の頃
お医者の娘が幼馴染にいて
「おとうちゃま、おかあちゃま」
と、呼んでいて
ピアノを習っていて
憧れ、だったのですって
引っ越し
畳もない、ボロボロの家を
父と母が住めるように整えて
住んでいた、家
町から借りていた家で
取り壊されて、公民館が作られることに
歩いて30分だった学校が
車で30分の場所に
行きも帰りも
父か母が、車で送ってくれていた
中学生
部活はバレーボール部
指導してくれるのは、3年生の先輩
強くなれる訳もなくて
中体連では、うちの中学に当たったら
喜ばれる
そんな弱小チーム
私が3年生になった年
新任の先生が部活の顧問に
鬼コーチ!
初の県大会出場
けれど
県大会は一回戦敗退
文字通り
笑うしかないくらい
試合のスピードが違ってた
仲間外れ
生意気!って言われて
同い年で生意気も何もないでしょう
って
その感覚が既に、生意気。
それ以前に
いろいろ「人未満」だったと思う
ひとりだと“帰っていいのかどうか”さえ
“判断”できなくて
授業が終わって、部活に行って
部活も終わって、もう
何もすることはない
のに
みんなが帰るのを確認してからでないと
「怖くて」帰れなかった
高校受験
3年生は合計18人
高校は、4つ
先生方がそれぞれ車を出してくれて
受験会場へ
行きの車の中では、クイズ大会
のんきな受験生だったと思う
高校
美術部へ
クラスでの自己紹介で
「お話を書くのが好きです」
と、言った子に飛びつく
休み時間にすかさず話かけた
「どんなの書いてるの?読ませて!」
友達を見つけて、ほっとする
もう、美術部に入部済み
その子は文芸部
美術部そっちのけで、文芸部に入り浸る
文芸部
初めて“私のための椅子”がある
って、見つけた気がした
大学
クラスに牧師の子がいて
「へぇ!」って、思ってたら
ある時、声をかけられた
「死にそうな顔して歩いてるよ?
大丈夫?」
え、そうなの?
って、気持ちと
あ、ばれた
という気持ち。
テスト
テスト前最期の英語の授業
ニコニコしながら、先生が説明
「答案用紙は持ち込みOK
もちろん、先生も普通の用紙を用意します
が、個性的な持ち込み程、先生は嬉しいです♪」
過去の持ち込み
バンドマンのシンバル
白いマジックで円形に答えが書かれてたり
七夕の日、笹と短冊を持ち込んで
短冊に答えが書いてあったり
全部取ってあって
先生の宝物
私は
クリスマスカードを自作のイラストで作って持って行った
メッセージみたいに答えを書いて
開いてるところに自作の詩まで!
若かったなぁ。笑
個性的な持ち込みの全部に
先生は感想を伝えて歩いて
私の詩にも気が付いてくれて
「スティーブンスン、知っていますか?
宝島を書いた人です。
その人の詩に、似てますね」
宝島のアニメがあって、大好き!
後から調べたら
子供向けの詩集を出した人
私は、ずっと「おはなし」の中で
生きてく大人になるのかな
と、思う
就職活動
バブル期最後の就職組
おかげであまり苦労はなくて
DMの楽しさで会社を決める
会社員時代
お昼ごはん代は200円
節約していたわけではなくて
「そういうモノ」だと思ってた
にも関わらず、お給料日前にお給料はもうなくて。
お金の計算ができない
結婚
披露宴って、花嫁のための学芸会だ
って、思った
久しぶりに「主役」をやれて
楽しかった
何かの映画で
ちょっとグレて、親への反発から結婚した
若者二人
生活の「基本」ができていないと
「生活」ってできないんだな
と、思う
生活できないと「未熟な愛」は壊れてく
未熟なのは
「暮らすこと」
「生きる」ことなら必死にやってきた
って、思う
主人が根気のある人で良かった
∞ - ∞ - ∞ - ∞ - ∞ - ∞ - ∞ - ∞
タロットから未来をつなぐ
アカシックリーディング
人って
希望がなければ生きてゆけない
今日を生きる希望を
未来へ繋ぐ希望を
カードとアカシックリーディングにてお届けしています
貴方に届くカードは
貴方への必然のギフトです
∞ - ∞ - ∞ - ∞ - ∞ - ∞ - ∞ - ∞
メールセッション募集中
くわしくは
公式LINEからお知らせしています
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?