悪役になったらやりたい3つのやつ | 森田一郎の毎日戯文 #72

毎日戯文とは

ドーモ、森田一郎です。

こないだこういうツイートをしまして。

悪役になったらやりたいヤツを考えてたらけっこうあったので、こちらでリスト化してお届けしていこうと思います。ランキングにしようかと思いましたが、どれも甲乙つけがたいので順不同で。

1.手を水平にしてものすごくゆっくり拍手しながら「素晴らしい」って言いつつ物陰とか暗闇の奥から出てくるやつ

上記のやつですね。基本的にはこれは負け惜しみとかではなくて、主人公とかの資質を見極めようとしています。この後の展開は大きく2パターンで「調子こいてたけど想定以上の力を見せつけられて狼狽させられる」、もしくは「『素晴らしい』が加速していく変態タイプの悪役」がおり、私は性癖がすごいので後者になると思われます。死ぬ寸前まで追い込まれたり、ヘタすると今際の際でも喜ぶタイプのやつですね。

2.何らかの事情で撃てない主人公が向けた銃口に背を向けて、怒号を聞き届けながら悠々と歩き去るやつ

ヨハン・リーベルトですね。あそこで撃たないのは、アメリカ人には猛烈に評判が悪かったりするんですが、そこがテンマの日本人らしさを表現してるなあとか思ったりしてお気に入りのシーンです。ロベルトは撃てたのにね。とにかくまあ、いい男のクソデカ感情をじっくり味わいながら歩き去りたいという願望ですね。(森田お前サイコ野郎)

3.悪役なのに主人公たちのピンチにものすごくいいタイミングでいい感じのことをするやつ

少年漫画のヤツですが、しっかりレギュラーに入るのではなく、本当に「誰かーーーッ!!」っていう所でしっかり抑えの選手として投入されるやつがいいですね。これも色々バリエーションがありまして、スタンダードな所では以前主人公たちに負けてて、改心の兆しを見せつつリタイアしてたけど突然再登場するパターン、自分の行いへの葛藤から突然改心して敵集団を裏切るパターンなどがスタンダードでしょうか。

ほかには、主人公たちを助けるのではなく、主人公たちが守ろうとしている対象をセーブするパターンもあります。たとえば拉致された主人公の家族とかですね。この場合はかなり好感度が上がります。私の理想のケースは、男の生き死にと、命の取り合いの中での糞デカ感情をエサに生きている危ないサイコ野郎で、継続してサイコなんだけど、「子供は弱いので守る」という倫理観だけはしっかりしており、主人公チームの身内の子供とかがえらい目に遭いかけたところで用心棒になる展開とかはいいですね。いや他にもいいバリエーションあんな、興奮してきた。

こちら3つは氷山の一角なのですが、本日は時間も迫っておりますため、また今度書きます。

またあした。

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