あなたはパスタの可能性を知らない(かもしれない) | 森田一郎の毎日戯文 #77

毎日戯文とは

ドーモ、味覚の閾値が「うまい」以上しかない森田一郎です。

ピータン以外はなんでも食える私が、あなたがたに伝えたいこと。それは「パスタはなんでも食えるぞ(少なくとも私は)」ということです。

一人暮らしで自炊をなさった経験がある方は、割とご存知かもしれません。パスタのVersatility(多用途性)を。そのヴェァサティリティを。さて、具体例を示して参りましょう。

・塩水で茹でたら食える

はい、そうなんです。素パスタは食えます(私は)。茹で汁をほどよい塩加減にしてやれば、湯だってそのままツルリと食えます。うまい。素パスタは貧相な食事の代表格として貧乏エピソードで語られやすいですが、立派な軽食です。食えます。うまいです(あくまで私は)。

・めんつゆで食える

はいこれです。パスタはめんつゆで食えます。おすすめはめんつゆ+一味/七味ですね。食えます。食えると言っているんだこの森田が。一度はお試しください。

・卵と醤油で食える

釜玉スタイルですね。茹であげパスタに全卵をドンしてグルグルかき回して醤油をミミッとかけるとうまいんだ。ネギもいいですね。ネギをかけるとうまいんだ(©筋肉少女帯)

・お茶漬けのもとで食える

うまいんだ。これが。茹で汁を少々加えて和えればもうグルメ。味の伊日同盟であります。貴族の皆様におかれましては、冷蔵庫やテーブルにバターがご存在めしましあそばれますと思われまし候ですので、そちらのバターをばお好みの量お取りめしましあそばされ候なされまして、加えてお和えあそばされますとおいしゅうございまし候。

・油を加えるとうまく食える

オリーブオイルでもサラダ油でもなんでもいいです。油が絡むとのどごしもよく、パサパサモッタリしづらくなりますし、ワンランク上のパスタが食えます。私の得意技はオリーブオイル・チューブにんにく・唐辛子パウダーをゴリゴリ和えた森田ロンチーノであります。塩味が足りない時は塩でもいいんですが、コンソメとかがあるとぶちこむといいです。

・時間が経ってモサモサパサパサになった?それはチャンスだ、ケチャップで焼け、食える

いわゆるナポリタンですね。実を言うと、ナポリタンは茹でおいてモサモサパサパサになったパスタ麺を使うのが原型だか本道だか主流だかわかりませんが、そうして供される料理だったそうです。なので、モッチャリした麺でもケチャップ焼きにしてしまえばうまい。余裕があればタマネギなどと一緒に焼いてしまえばよいでしょう。ケチャップに合うスパイスや香辛料などがあればバンバカ入れてかまいません。

・レトルトなど、既存のソースで食える

さて、こちらは一般的なパスタの食い方ですね。ミートソースとかカルボナーラとかたらことか、色々バリエーションがありますね。ところがどっこい、ありませんか、余ってるソース。粉でもいいんですよ。それこそ麺だけなにかに使ったインスタント麺のソースとか、焼きそば麺のソースとか。お使いなさい。食えます。

・替え玉として食える

カップラーメンとかを食ったけど、物足りないなあ、かといって替え玉の中華麺もないしなあ、と思っている食いしん坊なあなた。パスタを茹でてぶちこみなさい。食えます(私は)。パスタをかん水にひたして中華麺に!みたいなライフハックがありますが、あれは(私の場合)頭痛がするのでおすすめしません。清楚なパスタのまま茹でて差し込んであげればいいのです。一食目と違った食感の替え玉を楽しんでください。

以上、私が知るパスタの可能性をお伝えさせていただきました。
ただし、私がかなりの味覚適応性を持っている人間だということは念頭に置かれた上でお試しください。

実際に本稿のノウハウを試してみてマズかったとしても森田一郎は一切の責任を負わず、今後もバカみたいなパスタを食欲に任せてのうのうとおいしく食べます。よろしくおねがい致します。

以上を踏まえた上で、パスタの食べ方に新しい可能性を見出したい方は、是非ともお試しください。もう知ってたという人は、そのまま素敵なパスタライフを。

またあした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?