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『World of Tanks』は対戦ゲームに疲れたあなたにおすすめの対戦ゲーム | 森田一郎の毎日戯文 #31

4月30日追記:頂いたフィードバックを鑑み、趣旨をわかりやすくするため「いずれにせよ、神経を張り詰めてギスギスする必要はありません。」のパラグラフに補足を追記修正 ※1

毎日戯文とは

ドーモ、森田一郎です。
たまにはゲームライターらしい私事でも書こうかと思います。
なお、この記事はなんのスポンサードも受けておらず、ただ私がWoTけっこう好きで長期間ちょくちょくプレイしているので書き散らしているだけですのでよしなに。

本日4月29日より、World of TanksのSteam版が配信開始されました。
記事執筆現在、レビューが妙な荒れ方をしてますが気にしなくていいです。私も気にしません。

World of Tanksとは、その名の通り戦車のゲームです。
世界各国の第二次世界大戦前後がある意味「プレイヤーキャラ」として用意されており、それらを成長させたりアンロックしながら、15対15の戦場で勝ったり負けたりする仕組みです。

さて、戦車で戦争ごっこという基本システムそのものが面白そうですが、このゲームの面白さのポイントはマッチ人数と、対人FPSなどに比べてゆっくりしたペースにあると考えます。

まずマッチ人数ですが、1チーム15人というのはオンライン対戦ゲームの中でもかなり多い方ではないかと思います。これで何が嬉しいのかというと、チームの人数が多いと「ひとりあたりの責任」が薄まるんですね。

たとえば、1チーム3人のバトロワでひとり死ぬと戦力がいきなり素朴に約33%減ることになります。これはたいへんですね。6対6のゲームでも、ひとり下手っぴな人や調子の悪い人が居ると、勝敗に対しての影響が大きいですし、チャットもToxic(攻撃的)になったりします。

ところが15v15ではひとりやふたりプレイし始めたばかりの人が居ても大勢にあまり影響しません。逆に個人スキルが戦闘の趨勢を動かしづらいとも言えますが、賢く強く立ち回ると勝利にしっかり貢献出来るバランスになっています。

つまり、「他の対戦ゲームと比較して気楽に遊べる」ということです。
チャットをオフにしても戦闘にまつわる意思疎通はしやすい仕組みがあるので、その辺りも好きな点。

そして、ゲームプレイのペースです。

例えば対人FPSだと、敵を1体倒すのに0コンマなん秒とか、長くても数秒なので「30秒間で敵チーム5人全員倒すナイスプレイ」みたいなのがしばしば発生しますが、World of Tanksは少なくとも「疑似ターン制バトル」とも言われる砲弾のやりとりをしばらくしないと敵戦車を倒せません。

そこも大事なポイントで、マッチ開始直後に瞬殺されるとかはよほどヘマをこくか運が悪くないと起きませんし、反射神経の活躍度より、状況判断力の比重の方が重くなっています。

そのため、一瞬の闘争に神経を張り詰め続ける必要があまりなく、かといって緊張感は無くならないといういい塩梅のゲームプレイになっております。

さて、WoTを例える時、私は「将棋のようなゲームだ」と言います。

「ただし、あなたは駒のひとつになり、自分しか操作できない」と。

味方の飛車角が揃って歩にまざまざ取られるのを笑って見ているしかないこともあれば、銀将としてチームを勝利に導いたりできます。

いずれにせよ、神経を張り詰めてギスギスする必要はありません。勝負である以上、勝利を目指すのは当然のことです。しかしながらあなたは15枚の駒のひとつ。戦力も勝敗の責任も15人で分担するものなので、気負いすぎずプレイすればよいのです。

それがWoTのいいところ、だと私はおもいます。

かなりPCの性能要求も抑えめなので、Steam版が出たこの機会に、気になるひとはあそんでみてね。

またあした。


※1

改定前:いずれにせよ、神経を張り詰めてギスギスする必要はありません。15枚の駒のひとつとして、好きにプレイすればよいのです。

改定後:いずれにせよ、神経を張り詰めてギスギスする必要はありません。勝負である以上、勝利を目指すのは当然のことです。しかしながらあなたは15枚の駒のひとつ。戦力も勝敗の責任も15人で分担するものなので、気負いすぎずプレイすればよいのです。

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