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オープンカーに快適装備を付けても焼け石に水だと思ってました

 2023年7月、「マツダ・ロードスター」の中でも装備が簡素化された「990S」が納車され真夏の3週間が経過した。幌車に乗ったことのない私たちの想像以上に、幌を閉めていても車内は暑い。そこで行った天面と横面の対策について説明します。

対策のきっかけは、妻の熱中症

 対策の説明の前にきっかけを説明します。
 納車間もない頃、妻がロードスターで出掛け、熱中症になりました。妻の人生で初めてのことです。天気は晴れ、外気温37℃の猛暑日でした。熱中症で家で休む妻に、「幌を閉めていても頭の上からジワジワと熱気が伝わってくる。幌の枠は触れないほど熱い」と言われ対策を始めました。

 ずっとロードスターに乗り続けていた訳ではないため、それだけが原因ではありませんが、様々な要因が積み重なった結果だと受け止めました。また、私は耐えられる暑さと感じるため、個人差もあります。

幌の天面を遮熱・断熱する

 妻のコメントにある天面の温度を下げるため、遮熱し断熱します。薄いレジャーシートを入れると、それだけで遮熱効果は、そうで無い場所に比べ「-15℃」もありました。(77.2℃に対し62.8℃)

 これだけでは幌のフレームが露出しているため、これを隠した上でさらに断熱するために「ヘッドライニング」を追加しました。

 これにより、ボディ表面が77℃ある炎天下でも、車内のルーフは55℃程度となり、天面からの熱が少なく過ごしやすくなりました。もし幌の遮熱・断熱を考えている人がいましたら、600円でできるレジャーシートを挟むことはお勧めしておきます。断熱材の厚みよりも、アルミシートによる遮熱が安価で効果が大きいです。ですので、ホームセンターで8mmなどの厚めのレジャーシートを見つけても、開閉のしやすさと施工性を優先し、2mmのレジャーシートから試して欲しい。

運転席・助手席の遮熱ウィンドウフィルム

 助手席に娘を乗せていると、腕が足に熱がある。自分もジリジリと焼かれている感覚がありました。ロードスター純正の窓ガラスは、紫外線(UV)カットは効いていますが、近赤外線(IR)カットが弱いようです。

 そもそもオープンカーで天面から直接太陽光が降り注ぐ車にUVやIRカットは不要ではないか?という指摘ももっともですが、クローズ時には快適に乗りたい。

 そこで、カット済みのフィルムを購入しDIYで貼ってみました。窓枠の無いサッシュレスタイプのため、窓枠に差し込む部分が無く、素人でも綺麗に貼れました。

 貼った感想は、快適に尽きます。施工後は、ジリジリ感が弱まり、娘の腕や足が熱を持ちにくく、アームカバー無しでも気にならなくなりました。エアコンの風量が2段階程弱くても快適に過ごせます。

 結論は、幌の間に挟むレジャーシートと、カット済み運転席・助手席のフィルムの合計6500円はコスパが良くおすすめ。


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