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ロードスター990Sを納車日に12時間600km走った感想5つ

 ロードスターを中古車屋に取りに行き、沢山運転して気づいたことを書きます。購入した店舗が名古屋だったため、峠道、高速、下道、首都高と走って関東まで帰ってきました。

 オープンにしたのは20℃台だった伊吹山と、夜の首都高です。日中の気温は、35℃の夏日で、伊吹山の山頂は25℃でした。夜には気温が落ち着き、東京は28℃でした。

前記事はこちらです。

[まとめ] スポーツカーで決して速くなく、「ゆるく気持ち良く走れていいクルマ」です。なので、エンジンパワーが無いなど、普通のクルマなら物足りなさに繋がる要素でも、一周回って「まーいっか」と思わせてしまう不思議なクルマでした。

1. ゆっくりが快適、速度を出したくない

 一般道では60km/h以下で、左車線をゆっくり。高速道路では100km/h以下、120km/h区間ではやむを得ず110-120km/h程度が快適でした。これは、風や車の音などの入ってくる情報が多すぎて、満足してしまうためだと思います。右左折でブレーキ踏んで、舵を入れて、アクセル踏んでをするだけで楽しい。

[細かいこと] 他のグレード(スタビや、足回りが硬い)では、気持ちいい速度域が20km/hほど高いように思います。

2. 軽くて速度コントロールがしやすい

 軽くて慣性が少ないので、アクセルを入れた分だけ加速し、抜いたら速やかに減速するイメージ。結果、高速道路ではブレーキに踏み替えることが無く、6速固定で快適に巡航できました。

 具体的には、80km/hで走っているトラックを抜いて、走行車線に戻って、速度を揃えてといった操作がスムーズでした。ただ、トルクが無いので速度低下には気を遣いました。高速道路の微妙な傾斜の時に、意識して踏んであげないと速度が落ちやすい。

3. 雑味がないエンジン、シフトの質感が高い

 綺麗に静かに吹け上がるこのエンジン好きです。低めのギアで高回転で走行していても、静かで嫌な音がしないです。加えて、シフトはコクコクと入り気持ちいい。だからなのか、最近の流行りの省燃費なのか、高めのギア選択をするようにメータにガイドされます。一般道で60km/hで4速で走りたくても、6速に入れるように言われます。

[細かいこと①] 回転数がやや合わせにくい。990Sでは、200rpm程度高めにエンジン回転を調整してしまう癖があります。990S以外のロードスターの場合、回転数が合うのですが、990Sでは回し過ぎてしまう傾向があるようです。特にシフトアップの3速が合わせにくい。

4. 高速で21km/Lの低燃費

 一般道で16km/hで、高速では21km/lも走ります。名古屋から東京まで走っても、燃料タンク(40L)は半分しか減りませんでした。

[細かいこと②] 990Sにはブレンボのブレーキが付いており、扱いやすい。ヒール&トゥをする時に、ブレーキ操作がラフになりますが、調整がしやすく綺麗に操作できるので気持ちがいいです。大型キャリパーは初めてですが、コントロール性の高さは日常領域でも恩恵がありました。

5. オープンで高速走行しても、風が巻き込まないので快適

 この車の醍醐味。夜の首都高のオープンは、最高でした。都会のビルの照明に囲まれながら、静かな都会を、ゆっくりカーブを楽しみながら。運転の楽しさとオープンの楽しさと景色の良さと、全部入りでした。

[細かいこと③] 頭頂部が若干フロントガラスの高さよりも高いのか、風があたります。風除けに、座面を下げてフロントガラスよりも低い位置に篭りたい。昨日はリクライニングをして低くなるよう調整していました。


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