高山が作家として更に飛躍することを願い創作活動を支援したい!~エッセイ「ガーターベルトの女」の作品化を目指して【241】

妄想家・夢想家無名居士の夢物語の記録です
無名作家高山のエッセイ「ガーターベルトの女」の
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なんて途方もない夢を観ています

高山の作品から
随筆「
ルーツレゲエの良いアルバムの一つ イスラエルバイブレーション

2017/01/31 

もう一枚挙げます。これはこのグループが特殊だから挙げるので無くて、奇跡的名盤だと思うからです。


それと、当時のジャマイカでなければこのグループの特殊性は受け入れられずに、この奇跡的名盤も作られ無かったかもです。


グループの名前は、イスラエル・バイブレーションです。


詳しく名前は知らないけど三人のメンバーが、それぞれハーモニーに別れたりメインボーカルに別れたりしてます。


イスラエル・バイブレーション、デビューアルバムのSAMESONGSです。


この三人が出会ったのが、ジャマイカのリハビリセンターで三人とも小児麻痺を患ってます。


それを全く知らなくて、ライブをこのアルバム聴いたあとに見たらえ!?でしたね。

これが日本ならデビュー出来なかったでしょうし、正当な評価はされなかったでしょうね。


障害があるからとかの評価になったでしょう。


まあ、それはおいて、このデビューアルバムは、三人がそれぞれ作詞作曲してハーモニーも見事ですし、演奏も素晴らしいです。


三人だから良いって所も有りますね。


今は、確か二人になってて、それぞれソロも出してるようですが、聞いてないのでそこは分からないです。


ボブ・マーリー&ウェイラーズは三人の才人が上手くいかなかったけど、こちらはけっこう長く三人でやってる。


イスラエル・バイブレーション名義のは五六枚は持ってます。

しかし、このデビューアルバムは越えてないね。


一時期寝ながらでも、何度も聴きましたね。


これは、多分今でも手に入るでしょう。


三人に才能があったのは間違い無いです。


デビューアルバム以外も充分良いんですよ。


特に初期はね。しかし、デビューアルバムは、一種の偶然が重なったのか凄い出来です。


ルーツレゲエ史に残る名盤の一つですよ。


個人的にルーツレゲエベスト10挙げたらこれが必ず入りますね。

曲、コーラス、演奏、録音全てが上手く重なって名盤になってます。


なんと言うか、全曲良いですし深いし心地よい。


深みがあってポップで心地よいです。

良い材料を持ってきて料理してたら、え!?ここまでのが出来たのか!?って感じのように思えます。


ライブを見てたら体が不自由ですし、かなりの重度のメンバーも居るのに驚きましたね。


そんなの抜きで、このグループとこのアルバムは傑作ですよ。

ルーツレゲエの懐の深さを、色々考えさせれますね。


ボブ・マーリー&ウェイラーズから入ったら、マックスロメオとかを経てこのアルバムに行くと良いかも知れないですね。

非常にポップですが、レゲエ独特のドロップとかあって上手いなあです。


特殊性が有るから挙げて無いけど、これが日本ならデビュー出来ないでしょうね。


中身が良ければ録らせてみるって感じでしょうかね。

三人が障害があっても、良ければ録らせて普通に出すって凄いね。


お陰で遠く離れた極東の地に住みながら、こういう素晴らしいアルバムに出会えるんですからね。


イスラエル・バイブレーションは、多分ファンが今でも多いんでしょうね。二人になってても、アルバム手に入れ易いと思います。


デビューアルバムが凄いですから、ここからイスラエル・バイブレーションを追いかけてる人も多いと思います。

デビューアルバムの内容は色々な、多分偶然や奇跡が重なったのかなと思わせます。


そのあとのアルバムも良いんですが、これほどまでの高みには行けてないです。


と言うか、これほどまでの高みに行けるアーティストは滅多に居ないなあと、思わせるアルバムです。


初心者向けでは無いけど、少しレゲエを聞き始めたら聴いて欲しいアルバムですよ。

そういう背景を考えたら、当時のジャマイカのミュージシャンやレコード会社は逞しいなとも思いますね。

それと、この頃のルーツレゲエには三人組って凄く多くて、多分経済的に楽器が買えずに三人で路地でとかコーラスやりながら、メジャーデビュー目指したんだろうなと思います。

当時のジャマイカの経済状況や暮らしは、*1. 映画『ロッカーズ』なんか観ると分かりますね。

ロッカーズも今はレンタルに無くて、二三度見ただけですが、ルーツレゲエにはまったら見て欲しい映画です。

レンタル店に行っても、ルーツレゲエのアルバムも少なくなってる。

見映えが良くてすっと入ってきて、お手軽な物ばかりがもてはやされるのもどうなのかなです。

ルーツレゲエは、もっともっと深みにはまると何故この時代にこんなの作れたのかって、沢山あるし深いですよ。

とにかくイスラエル・バイブレーションのデビューアルバムは、奇跡的名盤の一つです。

聴いて欲しいですね。


おわり

*1. 映画『ロッカーズ』(Rockers)は、1978年のジャマイカの映画

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