高山が作家として更に飛躍することを願い創作活動を支援したい!~エッセイ「ガーターベルトの女」の作品化を目指して【153】

妄想家・夢想家無名居士の夢物語の記録です
無名作家高山のエッセイ「ガーターベルトの女」の
映画化芝居化・・・その他いろいろ作品化できればなんでも
なんて途方もない夢を観ています

2019.9.24~高山とトンネル工事現場の近況:向き不向き

午後8時半です 高山からは夕方電話がありました
しかしもうずいぶん前のことなので 私にすれば昔になります
笑うでしょうが 年をとるというのはそんな時間の感覚になるかも
まあ私は変わった人間ですから この感覚は私だけかも
好きな映画の粋なセリフを引用すれば早いかも

映画『カサブランカ』より
昨日なにしてたの?(女性)
そんな昔のことは覚えていない(リック)

今夜会える?(女性)
そんな先のことは分からない(リック)

参考 ciatr シアター
https://ciatr.jp/topics/52703#index-7

これはダンディ―な男の粋な文句だが
私の場合は老齢によるボケ症状 かなり意味合いが違うけどね
バカの一つ覚えで このセリフあっちこっちに書いてるけど
あまりに有名すぎるセリフなどを言いふらすようでは お里が知れてるというところだろうね 誰も知らないセリフをチョコッと引っ張り出すならともかくもね そんな器用なことできないからね
さて 午後に聞いた電話の話を夜には忘れているということを 長々書いたわけだけどね 長々意味のないことを書くのが私の得意技? すべては1万字日記の為だから 昨日は7千字強で及ばずだった
その前の前の日・・・どうでもいいけど 9400字まで行ったのに0時越え
以前は0時越えでもお構いなく 1万字になるまでやめなかったけど
今は新しい目標・・・0時までに普通に書いて1万字だから
以前は無理して眠い病になったからね 身体壊してまでやることじゃないし
それで新ルールにしたわけ 出来ても出来なくてもいいと思えばいいのさ
それが出来ないのは対面なんだよね 誰か観てるかどうかわかったことじゃないけど 自分以外の人の手前を考えてのことなんだね そんな気にすることないのに気にする性格だったわけだね 変なこだわりにとらわれていたわけ 自分を解放しなくちゃね 自分で自分を威張ってるようなもの バカげているよね それで身体壊しそうになるなんてね 早く気が付いてよかった
そして新ルールで始めたけど 当然1万字に達しないよね かなり日数かかった でもなぜか確信があった いつか普通に1万字書けるようになるとね
根拠のない確信 書きたくても書けないという状況が続いていたし 問題は書くテーマがあればいい 書く気はあるんだから そんな状態で書き続けて
その後いくつかテーマが見つかった その気っかになったのは 毎日書いてるさとちゃんちのブログ・・・説明は省略するけどね・・・そのコメント来ている中で検索とか必要があってするわけ その検索先で出会うブログなんかがいい参考になった そんなことが二つ続いた そこで書くテーマを見つけた日記が増えた テーマが見つかれば何とか書ける 書くヒントをもらうわけだから さとちゃんちで毎日コメント書くのは さとちゃんが書いた記事があるから その記事を読むことで買いたいこと ツッコミたいこと 調べたいことなどあるわけ だから書ける それと同じことだね
だから今 日に最低4つは日記書いてる その基本 元になるのはさとちゃんちのコメント その字数 そこでどれだけ書けるか それが大きいよね
今日は集中できなくて3千字行かなかった でも朝書いた他の日記が5千字超えているから問題なし さとちゃんちのコメントをカバーできる
その日記が昨日書き書けていた日記で 0時越えになったもの
だから昨日1万字書けなくても その最後に書きかけていた日記が 今日に生きるわけ 昨日駄目でも今日はOK そういうこと ムダはないのさ
って また私のことばかり書いてるけど 高山の話忘れたからね 私の話でこのコーナーを埋めようとしてるわけ
まあせっかくだから覚えていることを少し書いておこうかな
ここは高山のコーナーだし その一つは映画のエッセイを送ったとか
『竜二』のシナリオ監督主演?の金子修二? 映画は観た記憶あるけど 私のこと 観た記憶あるって記憶だけ 高山はこの すでに亡くなっている監督には思い入れがあるらしくシナリオを持っていたという 今はどこかに行ったらしいが そのことを書いたという 色々書きたいこともあって長くなったが なんだかバッサリ切ったというよ どんなエッセイになってるだろうね とにかく最近映画雑感が多い ジャンルも様々 もう私は韓流ドラマしか観る気はないけど 20歳年下のからはまだまだ若いよね DVDで映画たくさん観ている 私だってそんなときあった だけど彼と違うのは 私は何も書き残していない それは書くことがないから だから何も覚えていないってことだね 書いてたとしても 何を書いたか 書いたこと自体も忘れているからね
それから高山は新人の女のこの話してたかな とにかくトンネル現場で働く意欲はあるようだが 実際に働いてみないと仕事に向き不向きがあるという 本人の意欲がある無しに関係ない問題 向かないと判断すれば 彼女に意欲があろうと切らざるを得ないと言ってたなあ 彼女がどうなるかはこれからの仕事次第ということになる 当然だろうね
その子の極真の先輩にあたるA子もその友人のC子も その子を責任もってサポートするという 人を教育し育てる作業は その人も成長するきっかけになる 高山自身がA子を育てる中で成長したはずだ 女性を教育し育てる経験は初めてのことだったから 試行錯誤の連続だったろう それがあってその経験が高山をも成長させる 同じことが今回A子にもA子にも言える
たとえ新人の女の子が仕事に向かなかったとしても その経験は必ず彼女たちのものになり先々役立つはずだ どうなるか ホントに楽しみだね
そろそろ9時半 書き始めてもう1時間ほど経つのか
それじゃまとめて次の日記に移ろうかな
ということで お疲れお疲れ

高山の作品紹介
次回は「ローラ問題に付いての私見」を紹介します

渋谷のハロウィン騒動に思う~若者の閉塞感

2018/11/04 
僕は、1968年生まれですから思春期を八十年代で過ごしました。

僕らの若い頃は、熱い根性論とかも残ってましたが、周りは総じて、そう言うのを出すのを嫌がりましたね。

僕らの世代をシラケ世代とか新人類等とマスコミは言いましたが、確かにそういう側面有りましたね。

それと、若い頃はバブルでしたから日本が落ち込んで行くなどと想像もしなかったです。

それでも、僕は田舎育ちですからリアルな体験を大事にして来ましたね。

海も山も有ったから、そこで鍛えられましたよ。

元々は親の仕事の関係で転校してるから、最初はそういう野生児達に驚きましたね。

それでも、しばらくするとそういう所から色々学んだと思います。

その後、高校を出て社会に出ますが、仕事を舐めてましたよ。

フリーターと言うのが出来たのが、八十年代の終わりじゃないですかね。

最初は、普通に工場で働いてて面倒になって、フリーターになりましたね。

それでも、そこそこの都会なら食べて行けたからです。

色々な事をしましたが、最終的にレンタルビデオ店の社員になりました。

それでも、アルバイト気分でしたね。
 
その後、父の会社に入ってからトンネル業界に本格的に従事します。

父の会社に居た頃は、息子だからと言われたく無いのと、周りの若い連中が良く働いていたから一生懸命やりましたね。

二十三才位からですよ。

その後、父の会社が潰れて三十代からフリーの作業員になってからは、更に一生懸命やりました。

僕の十代とか二十代前半は、周りに恵まれましたよ。

そこで思うのが、今はトンネル業界で主に管理職してますが、若い連中見てると面白いです。

作業ズボンを少し下げて履いてたり、とかね。

B系と言われるファッションですが、仕事に支障が無いなら注意しません。

余りに下げ過ぎてて、それじゃ動けないだろうってのには言いますけどね。

それに、聴く音楽も僕らはロックですが、彼らは主にラップとかですね。

一緒に車で移動してる時は、ラップは良いけどボカロは辞めろとは言います。

自分自身が嫌いなのと、同じ狭い空間に上司と一緒なら気を使えって事です。

だけど、基本的に彼らのプライバシーとか趣味には笑いますが、本気で批判はしません。

肝心なのは、仕事を一生懸命やるかです。

僕らの頃は、金髪にしてると歳上から色々言われたりありましたからね。

若い頃は叩かれるんですよね。

ロックを昔聴いてた人は、それだけで不良と呼ばれたようですし、その辺りの偏見を無くそうです。

そこで思うのが、ハロウィンの渋谷での大騒ぎです。

勿論、やり過ぎてるのはいけないですが、今の若い人はと常套句を使って批判する気になれませんね。

勿論、怪我をさせてたりモラルを守ってないのはいけないですよ。

しかし、若い頃って、モラルなんて糞食らえって気持ちが有ると思うんですよ。

それを全面的に非難してる人は、大抵年寄りですね。

ネット社会になってリアルな感触を味わうのが難しいし、この先の国の行方などに若い人は考えてないようでも、感じてますよ。

集団心理が出て、大騒ぎしたくなるのも分かるんですよね。

やはり、自分自身がしてきた事、特に悪い事は忘れがちですよ。

僕も古い付き合いの作業員に、高山さんこんなの有りましたよと言われて、えー!?何それとか多いです。

こないだ、父が死んでお墓に入れに行きました。

久しぶりに従兄弟とあって、少し立ち話ししてました。

三十才の時に、一緒に作業した事が一度だけ有るんですね。

そこで、従兄弟の親父、つまり僕のおじさんはトンネル世界で三十代の頃に、僕を鍛えてくれた恩人です。

それでも、色々な怖い人に会って来たけ、どおじさんが最も怖かったです。

それを、冗談で従兄弟にお前の親父が一番怖いわと話してたら、僕だって一緒に仕事をした時に凄く怖かった、と言われました。

え!?ですよ。従兄弟に対して怖かったので無くて、周りに対して何か起これば激しかったから、こんなに怖い人だったのかと驚いたようです。

自分自身では普通にしてたけど、従兄弟は当時十九歳か二十歳位なので、そりゃ考えたら怖かっただろうなあです。

自分自身の事は、棚に上げてたんですよね。

三十代後半の時の現場の宿舎で、若い作業員が部屋を綺麗にしてお香を炊いて、匂いを良くしてました。

僕は、時代も変わったなと思いながらも、火だけ気を付けろよと言いましたが、僕より年配の作業員がそれを辞めさせましたね。

表向きの理由は、火で火事が起こったらいけないでしたが、彼は、火は相当気を付けてたから大丈夫でしたよ。

本当は、年配の作業員はそういう若者文化を嫌ってたからなんですよね。

僕もその人から、当時はボールピアスを着けてて、それを言われましたね。

輪になるピアスは引っ掛けるから危ないは分かるんですが、ボールピアスはOKでしたから無視しましたよ。

年齢がどうとかで無くて、若者には若者の文化が有るし、それを頭ごなしに批判するのは固すぎるです。

今回の渋谷のハロウィン騒動も、頭ごなしに批判してるのをネットやTwitterで見かけますが、何故そうなって、彼らは何を求めてるのかをきちんと言う人少ないですね。

ハロウィンなんて日本に無いとか言う人もいますが、クリスマスだってそうやって入って来てるんですよね。

僕は、若い連中が今何を求めて、ああいう行動に出るのか分かりません。

推測しか出来ないです。

それは、自分自身が歳を取ったって事ですね。

しかし、社会の閉塞感を一番リアルに肌で感じてるのは、若い人だと思います。

若い頃の感受性って、理論的にそれを表現出来なくても敏感に察知しますからね。

未来に、夢を持ちにくい世の中ですよ。

若者は減って、彼らに将来、数々の負担だけが残るような時代ですからね。

原発事故が起きて、きちんと終息してない。

年金問題もどうなるやらです。

そういう社会で夢を持てとか、簡単には言えないんですよ。

彼らに夢を持たせるのが、政治の大きな役割の一つです。

僕は、渋谷でのハロウィン騒ぎを全面的肯定はしてないし、被害にあった人は大変だなと思うけど、今の若者はと括ってしまって語るのはおかしいしょうです。

僕が思うのは、戦後から復興に力を入れて来て八十年代で頂点を迎えたこの国が、もしかしたら今が、最大の危機を迎えようとしてるのでは、です。

浜田省吾の『MONEY』って歌の歌詞で、「欲しい物は全てブラウン管の中」と嘆くところが有りますが、今の若い人は、欲しい物は全てネットの中、なのかもです。

だから、まともに恋愛も出来ずに、二次元の世界に逃げるのかもです。

それくらいしか、逃げ場所が無いのかもですね。

今回のハロウィン騒動で思うのは、若者の閉塞感ですね。

それを、何らかの形で取り除くのは僕ら大人の発言でしょうし、政治のちからでしょうね。

それにしても、このままだと閉塞感は更に強まるだろうと、暗澹たる気持ちになりますよ。

そういう意味では、僕の世代の若い頃は、まだまだ良かったなあとも思いますね。


おわり

このnoteの目的
無名の作家高山の創作活動を支援すること
そして 彼のエッセイ「ガーターベルトの女」を原作にして作品化すること
あなたが魅力的なMという女性のとりこになりますように

ガーターベルトの女3~ストリッパー

2019/01/09
今回も、現在のMから聞いて思い出した話しを書くが、あの当時お互い若くてメチャクチャだったなと今では思う。

九十年代半ばの話しで、Mは二十四歳で僕は二十六歳だった。

Mの任されていた小さい古いスナックでそ、の日も親友のヤクザのAと三人で、色々な話しをしていた。

珍しく、店は暇だったのだろう。

Mが綺麗でも店は奥まった所にあったし、肝心のMが宣伝をまるでする気が無い為に、時々こうして暇になっていた。

Mは、水商売関係の人間とも極力付き合いを避けていた。

Mは、暇な事を喜んでいたのだから困った物だったと今では思うが、当時はそれで良かったのだ。

Mと二人でも話しは充分盛り上がったが、Aが居るとまた違う形で盛り上がりを見せた。

Mと僕だけでは、そういう広がり方をしない話しを、Aがしたからだろう。

Aと僕は同い年の為、当時十代の時からの話しで盛り上がってると、Aが段々と違う方向に話しを持って行った。

Aは、基本は無口だったが、三人になると時に雄弁になった。

Aは、今はこの世に居ないが、今思えば彼の中で最もリラックスして話せるのが、僕とMだったのだろう。

Mと僕との男女として付き合いは短い物だったし、その後の数年の、友達付き合いを入れても長い物で無かったが、Aはその中で時々僕らと会って、何かを発散して居たのだろうと思う。

Mと別れた後に、最も残念がったのはAだったのを思うと、三人の空間が彼には心地良かったのだろうと思う。

ある種の三角関係を、Aは楽しんで居たのだろうとも思う。

その日、色々話しているうちに、Aが福岡で二人で行ったストリップ劇場の話しを始めた。

初めてストリップを観たのは、就職で福岡に行った時で、一時期ストリップ劇場にはまって僕は良く行っていた。

Aも遠くから来て、それを楽しんだ事が何度かあったのだ。

Aは、珍しく饒舌に細かくストリップの様子を話した。

Mは、ストリップ劇場のシステム等を知らない為に、興味深そうに聞いていた。

しかし、僕はその後に京都でもストリップ劇場に行っていたが、福岡のその劇場は少し特殊だったと思う。

裏で数千円払うと、ロシア人を抱かせてくれたりしたのだ。

八十年代半ばとは言え、ギリギリの事をやってたと思う。

そこは、九十年代には潰れている。

Aは、その話しもしたが、それより僕が一人のストリッパーに夢中になった事を話した。

確かに、あるストリッパーに夢中になって、そのストリッパーが出てる時には通ったのだ。

そして、Aはストリップがどういう風に行われるかも話した。

Mは、面白そうにその話しを聞いていたが、その日は店が終わって会う約束だったのを、やんわり断って来た。

Aは、不味い事を話したかなと僕に言ったが、Mは嫉妬とは無縁だと思っていた僕は、そんな事無いよと笑った。

しかし、ストリッパーの事をやたらに綺麗だったとか言ってしまったのは不味かったかな、と少しだけ思った。

それから、しばらくしてMと買い物に出掛けた。

映画を観て、それからMの服の買い物に付き合った。

何時ものコースだったが、楽しかったしMは街で顔が知れてたので、遠くに行くのは気分的に良かった。

Mは、お洒落だったし、服を一緒に選ぶのも楽しかった。

スカートを試着室で着てると、僕をMは呼んだ。

僕は、多分似合うかの確認だと思って行くと、Mが広めの試着室に僕を引っ張り込んだ。

一瞬の事だった。

Mは、スカートを脱いでガーターベルトを付けて下着姿で、僕に身を寄せると身体をくねらせながら、ストリッパーってこんな感じなのと言った。

Mの身体が軽く当たりながら挑発してきたが、Mは笑いながら触ると大声出すからと言った。

Mの試着室での挑発は数分だったが、僕には長く感じた。

Mの吐息が耳元に当たり僕は興奮したが、こんな所でしなくても良いのにと困惑した。

困惑する僕をMは楽しそうに見ていたが、その目は何処か笑って無かったように思う。

その日は、ホテルに入ってもキスだけは許してくれたが、それ以上は駄目だった。

ストリッパーの話しをしてからキスはしたが、セックスは許してくれて無かったので、Mにストリッパーの事で嫉妬してるのかと聞くと、そうだよと意外な言葉が返って来た。

Mは、私だって人間だからね。とクスクス笑った。

それでもキスだけは許してくれ、それ以上に行こうとすると強く止めた。

ある意味、若い僕には、これは辛かった。

Mとのそういう生々しい事でAに相談した事は無かったが、この時はAに参ったと相談した。

Aは、真面目にそれを聞くと煙草に火をつけて、元々俺が要らない事を言ったから俺が何とかすると言った。

僕は、Aから痴話喧嘩なんかは知らないと言われると思っていたので、意外に思いながらも頼むと言った。

Aと言う男は、何とかすると言ったら意地でも何とかする男だった。

高校生の頃に、Aは既にヤクザの修行をしていたが、学校同士の揉め事があって違う学校の連中に、僕は何度も狙われた。

小さな街だったので、注意しててもどうしても会うために、なるべく集団で行動したが、一人の時に路地に引きずり込まれて何人もにボコボコにされた。

他の仲間もそういう感じで、やられたりやり返したりが続いたが、僕は面倒になっていたのでこの件を、何とか収められないだろうかとAに相談した。

Aは、この学校同士の闘争に関係無かったが、頼る所が無くてつい相談したのだ。

皆も長く続く闘争に疲れていたので、この当たりで相手と手打ちをしたい時だったが、どうやって手打ちが出来るか分からなかったから、Aに言うだけでもと思い言ってみた。

Aは、何とかするとだけ言った。

少ししてAから電話があり、例の件は大丈夫だからその代わりに、お前の高校の連中も相手に一切手を出さないように伝えてくれと言ってきた。

Aは、それだけ言うと電話を切ったので何が起こって大丈夫になったのかは分からなかったが、皆に手を出さないようにと伝えた。

その後、相手の高校生と会っても睨んで来るだけで、何も起こらなくなった。

後から噂で聞いたのは、Aは相手の高校のボスの家に一人でこっそり入って脅したらしい。

二階にあった相手の高校のボスの部屋にいきなり入り込んで脅したとの事だったが、Aがその事を全く話さなかった為に真意は分からないままだった。

Aは、昔からそういう男だったのだ。

死ぬまで、それは変わらなかった。

Aがそう言って少し経って、僕をMの店で飲んでいた。

その日は酔っていて、最後の店がMの店だった。

多分、Mとの仲が上手く行って無かったから自棄になっていたのだと思う。

幸いお客は帰った後で、閉めるまで三十分も無かったのでMは店の明かりを落とすと、鍵をかけて僕の隣に座った。

そして、コップに水を注ぐとそれを僕の頭に掛けて、酔っぱらいと笑った。

僕は、一瞬カチンと来たが、直ぐにMがタオルを出して頭や服を拭きながらキスをしてきたので、黙っていた。

Mは、それから店の灯りを少し暗くすると、僕の前に立つとゆっくり上着を脱いでムードのある音楽をかけた。

踊るようにしながらタイトスカートも脱ぐと、ガーターベルトを着けた下着だけになって身体をくねらせながら、僕にキスをしては離れた。

音楽に合わせて上手く踊っていた。

Mは、最後は高いヒールを脱ぐと、座っている僕の上に乗ってきた。

ストリッパーってこんな感じかなと言いながらキスをして、のジーンズを脱がせた。

そして、上になって僕の物を出すと下着の間から挿入した。

椅子に座ったままでセックスを始めた。

Mは、キスを繰り返しながら、いい友達を持ったねと笑った。

音楽に合わせながら腰を振って、僕をいかせた。

Aがどういう形でMを説得したのか、今でもMは言わない。

僕が教えろよと言うと、それって本人が生きてて三人なら言えるけど、卑怯でしょうと笑って答えて来た。

Mは今でも充分綺麗だ。

Aもそれを見たかっただろうとも思うと、切ない気分になる。

Aも生きていたら、この会話の輪に入って来ただろうと思うと、それ以上何が起こってMを説得したのか聞く気になれなくなった。

おわり

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「ガーターベルトの女 外伝」(フィクション編) 1
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