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「銀残し」という話

「銀残し」という話

デジタルデータを紙焼きにすると、フィルム時代の銀残し(ブリーチバイパス)にはなりません。どうしても別の仕上がりになってしまいます。#銀残し

少し考えてみましょう。

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ようこそ。門松一里です。静かに書いています。

いつもは、
「あまり一生懸命になるな」という話
https://note.com/ichirikadomatsu/n/n081dd28c9a6c
とか、
「沈黙」という話/「東アジアの思想」という話
https://note.com/ichirikadomatsu/n/n416e39d84b94
を書いていますが、本当はノワール作家です。

という話(ik)を連載しています。

こちらは調査資料(エビデンス)を使った「思考の遊び」――エンタテインメント(娯楽)作品です。※虚構も少なからず入っています。

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〈銀残し〉(ぎんのこし)
 銀残しとはフィルムや印画紙の銀を取り除く処理(ブリーチ)をあえて部分的または完全に省略することで、フィルムや印画紙に銀を残す化学効果である。その結果、彩度や露出の幅が狭くなり、暗部がより暗くコントラストや粒状性が強調される。英語ではブリーチバイパスやスキップブリーチあるいはシルヴァーリテンションとも呼ばれる。

ふつうにモノトーンにすると、赤い色が多くついてしまうことがあります。

これは白黒を、赤い色(マゼンタ)で調整しているためです。

どうして白黒なのに他の色が入っているのかというと、黒一色では黒くならないからです。
※#jokeではなく本当です。後述します。

Olympus Workspaceというソフトウェアで〈ブリーチバイパス〉〈ブリーチバイパスII〉を選ぶことができます。

〈ノーマル〉
〈ブリーチバイパス〉
〈ブリーチバイパスII〉

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