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生きる気力3

何も知らなかった30代後半までの私の生き方は、今考えるととても自分本位で奔放なものでした。
私の体には生まれた時からの障がいがあり、世間的には「重度」と言われる程度のものです。二十代後半から「自立生活」をしています。
できる範囲ではあるものの、やりたいと思うことはしてきました。仕事も恋もいわゆる順調でした.。大変なことはたくさんありましたが、どうにか生きていけると思っていました。
この頃は社会を斜め目線で見ていました。私自身は何も悪くなくて、いろんな私に対する不合理は、育ち途中の未発達な社会が悪いと思っていました。未発達な社会に私が生きることで社会が育っていくんだと思い、信じ、障がい当事者運動に燃えて生きていました。
あの頃より20年近くすぎて、少しだけ世間を学んだ自分が、今自分の生き方をもう一度見直す時期に来ています。
「生きる気力」私にとってそれは何を意味するのでしょう。

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