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「書くマーケ業務」を棚卸ししたら、ライターさんにマーケしてほしくなった

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こんにちは。
フリーランスマーケター・ライターのいちのせれいです。

このページに来てくださり、ありがとうございます。

常日頃から「マーケターとライターって似てるよなあ」って思っているのですが、この度、しっかり時間を取って考えてみました。書いていくうちに、「読んでくださったライターさんの活躍の幅が1mmくらいは広がる原稿になるかも!」なんて思い始めてしまって。

特に、「ライターとマーケターを兼ねてるだと?どっちも中途半端なんじゃないのか?二兎追うものは一兎をも得ず!」と思うライターさんにこそ、お読みいただけると嬉しいです。(マーケターのほうがこう思いそうな気がするけどね。)

マーケターもライターも、「社会のこと、人のこと」を考える仕事

マーケターといっても、商品を作る方、サービスを販売する方、イベントへ集客する方、さまざま存在します。「市場を捉え行動する」というと、広義すぎて私の手に追えません。なので、ここでは私の仕事内容から、「マーケターとは、商品を売るために分析し、業務を改善している人」とします。

そんなマーケターが考えることは「どうやったら商品をもっと知ってもらえるか、買ってもらえるか、もう一回買ってもらえるか」。こんなところです。

日々情報を集め、広告を打ち、口コミキャンペーンを企画し、自社メディアを運用し……これから購入してくれるかもしれない方や、すでに購入してくれたお客様のことを常に考えて動きます。そしてそれぞれを分析し、次に活かします。

ここが一番ライターと似ているなあと思ったところです。

ライターが考えるのは「どうやったらできるだけたくさんの方に伝わるか、最後まで読んでもらえるか、また読んでもらえるか(同じ記事を何度も、もしくは他の記事も)」こんなところでしょうか。(雑にね)

マーケターもライターも考えるのは社会のこと、人のこと。読者というお客様を想定しながら動く部分、やっぱりすごく似ています。

って、誰がどの立場で言う意見なんだよって感じですよね。今更ですが、自己紹介します。

10年のマーケター人生を棚卸しして見えた「書く業務」の多さ

私は、社会人になって10年、ずっとWEB、特にEC畑でマーケターをしてきました。WEB上で商品を売ったり、認知拡大のためオウンドメディアを立ち上げて編集長をしたり。WEBで商品を売りたい方のコンサルティングをしたり。昨年は副業でエンタメ系メディアの副編集長を経験。今年度よりフリーランスになり、ビジネス系のライティング業務のほか、PR関連のプロジェクト・D2Cブランドのプロダクトを管理・運用しています。

短期的な利益よりも商品やサービスを好きになってもらって、長期的なお付き合いのさきにある利益を大切にするタイプ。三方良しを目指したい。 

簡単ですが、以上、ざっくり自己紹介でございました。

さきほどマーケターとライターは似てると書きましたが、マーケターがライティングすることってたくさんあります。むしろ、これまでのマーケター人生を振り返ると、書かない日はなかった、と言い切れます。

私がマーケターとして経験した「書く業務」を棚卸ししてみます。

分析結果や提案など資料作成/お客様とのメール(BtoC)/メルマガ作成/ホームページ作成/サイト内コンテンツ作成/パンフレット作成/SNS運用/広告出稿/商品名を決める/商品のコピー/スポンサードの記事執筆

webディレクターやwebプロデューサー、ライターの業務と認識されているものも含まれていますが、「商品を売るために分析し、業務を改善する」うえで必要だった業務をあげてみました。

うん、やっぱりたくさん書いてきてます。理想のマーケターに近づくにはライティング力が必要だと思ってライティングを学び、ライターとマーケターの2足のわらじスタイルになったんですが…棚卸しして気づくマーケターの「書く業務」の多さよ。


ちなみに、残りの「書かない業務」は次。

情報収集/分析/分析結果を踏まえた企画/インタビュー/バナー・写真等画像ディレクション(バナー内の文言検討も含めるとこれも書く業務かも)…

経験したマーケターの業務全体にかかる時間を10とすると、「書く業務」:「書かない業務」は、4:6くらいの感覚です。肌感です。

マーケをやるライターさん、増えますように〜

私の経験だけでも「書く業務」はたくさんありました。

実際、ライターを抱えるマーケティングの会社はたくさんあります。メルマガやスポンサード記事の執筆など、社内の「書く業務」はそのライターさんに依存するものの、それは割引や広告出稿などなにかの施策に付随した業務です。

売上やPVなど成果に繋がっても施策が良かったと言われることがほとんど。ライターの評価が難しくて、社内での地位が上がらない、リスペクトされづらい…なんて、悲しいけどあるあるですよね。(もちろん超褒めてくれる企業もあります)

でも、ライターって、書く業務だけでも考えないといけないことはたくさんある(先述)のに、企画して、調査して、インタビューして、0から1以上を作っていかないといけない。しかも、マーケター同様、読者のことを見失っては良い原稿にならない。

なんなら、ライターはマーケターほどデータを参考にできない。(マーケティングはデータから企画が決まることがしばしばあります。データが取れる=分析できるからPDCAも回しやすい)

なので、こんなことができちゃってるライターさんってマーケターに向いていると思うんですよね。

というわけで、ライターの皆さん!
めちゃくちゃおこがましいですが、先述の「書く業務」「書かない業務」のなかからでも、手を伸ばしてみられてはいかがでしょうか?と思ったりします。(おそるおそる)

(書く業務再掲!)分析結果や提案など資料作成/お客様とのメール(BtoC)/メルマガ作成/ホームページ作成/サイト内コンテンツ作成/パンフレット作成/SNS運用/広告出稿/商品名を決める/商品のコピー/スポンサードの記事執筆

関わっているクライアントさんに、こんな業務をやってみたいというだけで、お仕事になることもありえます。(マーケ界隈、いつも人不足ですし)

自身でSNSを運用してみると、分析や改善まで学びやすいですよね。ご自身のサービス等があれば、メルマガ配信されると例を作ることができるかもしれません。

って、なんでこんなにライターのマーケター化をプッシュするかというと、「最近、市場に商品多すぎない?」と思ってまして。

レッドオーシャンでバチバチやるために費用を使うことだけがお金の使い方じゃあない。良いものを作って、それに見合う対価をかけていただけて、それによってどこかの環境が変わったりして。そんなお金の流れが増えたらいいなあ。

人と社会のことにアンテナを張っているライターさんにマーケ仲間になってくれたら、こんなお金の流れももっと増えるのかななんて思ったりしてます。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

※ここまでお読みいただいたついでに…いつか地方で作られる国産ジン(ジンが好き。)のマーケティングがしたくて…たまたま、国産ジンのマーケで困ってるよ!っていう方いたらご一報ください(笑)


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