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「ピーターパン症候群」からの脱却!自分の終わりを思い描くことで、今やるべきことが見えてくる。

いつもお読み頂きありがとうございます。

Enjin代表の本田幸大(@kohdai_enjin)です。みなさまのお仕事や健康のお役に立てればと、毎月第1・第3月曜日の8:00に更新をしています。

「いつまでも若くいたい!」という人は多いと思います。でも当たり前ですが、時は流れていくので実際には歳を重ねていきます。しかし、日々の中ではあまり変化に気が付かないせいか、いつもまでも歳を取っていないと思い込んでいる人が多いようです。

そんな歳を取っている事に気づかないことはとても危険なことだと私は考えています。その理由は、まだまだ大丈夫!と思って時間を無駄に過ごしてしまう可能性があるからです。

このように歳を取っている事に気がついてない人を、私は「ピーターパン症候群」と呼んでいます。
※ピーターパン症候群とは、1983年にアメリカ合衆国の心理学者ダン・カイリーが著した『ピーターパン症候群』で提唱されたパーソナリティでもあるのですが、この記事で私が提唱しているピーターパン症候群とは、少し似ているのですが、歳を取っている事に気がつかずに、1日、1日を大切に過ごせていない人と定義しています。

「時は金なり」という昔のことわざや、「Time is money」といった言葉もあり、昔から時間の大切さは言われてきましたが、若い時には、1日、1日を大切に過ごすしていく必要性はあまりピンとこないと思います。



最近も若い世代の人から「時間を大切にするってどう言う意味ですか?」「なぜ時間は大切なのでしょうか?時間の大切さがいまいち理解できません。」という疑問などがあるようです。また「時間は大切だとわかっているけど、時間を大切にしたいのに出来ません。」「スマホを見てしまったり関係ないことしてしまったりして、やらなくてはいけないことから全て逃げてしまいます。」といった悩みを持っている若い世代の人もいます。

そこで今回の記事では、時間を大切にし、ピーターパン症候群を脱却するための考え方をお伝えしたいと思います。

▶︎自分の年齢を受け入れることの意味

私がお伝えしているピーターパン症候群とは、「歳を取っている事に気がついてない人」ですが、まだまだ自分は若いから大丈夫!と思っていると、ついつい何事も後回しにしてしまいます。それでは、多くの時間を無駄にしてしまい、節目、節目で「あの時こうしておけば」と後悔することが多くなってしまいます。


人生は、「終わりを思い描くことから始まる」と私は考えています。
このように考えるきっかけになったのは、私自身、18歳の時に交通事故で死にかけて、死が現実に起こり得るという経験をもとに、「今この瞬間を大切に生きていきたい」と考えられるようになりました。

これは、今考えると非常に大きなプラスになる体験でした。死が遠ざかると、今目の前のことにも一生懸命になりにくくなってしまいます。人生は1回度しかありません。だからこそ、死ぬことを想定した方が、逆算をして、今何をするべきか客観視しやすくなるのではないでしょうか。

死ぬことを想定するということは、自分の年齢を受け入れることでもあります。もしかしたら、不治の病と言われてしまうかもしれないし、大切な人が死んでしまうかもしれない。この可能性は、誰でも0とは言い切れません。ですので、死と言うものを現実として受け入れないといけない時は必ず来ます。
死を受け入れるということは、自分は今の年齢からあとどれくらい生きられるのか?を考えることです。自分の年齢から逆算して死を受け入れることができれば、今何をすべきかがより明確になっていくと思います。

▶︎人生は必ず終わりが来ることを想定していますか?

皆さんは、毎日をどのような目的を持って過ごしていますか?
このような質問に明確な答えがすぐに出てこない人もいるかと思います。

私は、長生きするためになどではなく、いま毎日のこの瞬間を楽しく快適に、いつ終わっても良いと思って生きています。もしかしたら、不治の病を罹ることもあるかもしれません。そうならないために、やるべきこと、できることは全部やっています。そこまでやってしまえば後悔はないので、その結果を受け入れることができます。

つまり、毎日を一生懸命生きることです。時間は有限であるということを知ると、1日、1日が本当に大切になっていきます。人生はいつか終わると言うことを想定しておいた方が、すべきことがより明確になりそこに向けて頑張ることができるのではないでしょうか?

以前こんな記事を書きました。

一日一日を大切に過ごすようにできる考え方「そんなに長く生きれないかもしれない。」

この記事でも書いているように、自分にいつか訪れる死を受け入れることで、自分を客観的に見ることができるようになります。

▶︎自分を客観視し、理想の未来を描く方法

ここまで、いつか来る自分の死を受け入れることが大事とお伝えしてきましたが、若い人にとっては、自分の死を思い描くことはなかなか難しいことです。

そこでオススメしたいのが、自分の死を客観的に思い描く為ツールです。それは、私も活用している「100年カレンダー」です。

この100年カレンダーは、年齢ごとに自分が何をしていくのかをカレンダーにつけていきます。

例えば、20歳の時はこんなことをする、25歳、30歳、40歳にはこうした方が良いと仮決めしておくのです。私は、その100年カレンダーに仮決めしたことを書込んで自分の部屋に貼っています。

そのカレンダーを毎日見ることで、何歳くらいに死ぬと言うことが毎日見えるわけです。男性でしたら現在の平均寿命は、81.47歳です。女性なら87.57歳です。

自分が死を迎える年齢を平均寿命と仮定して、今自分が25歳であれば、あと55年の人生になると具体的な数字が見えることで、今、自分は何をすべきか?を逆算して決めていくことができます。

そうすることで、自分を客観的に見ることができるので、ピーターパン症候群から脱却できます。いつまでも子どもではなく、歳はとっていくものですよと自覚し、その時の年齢にすべきことをしっかりとやった方が思い描く未来は拓けていきます。

その最たる例が、死を連想できた時です。人生はいつか終わると言うことを想定しておいた方が、すべきことがより明確になり、そこに向けて頑張ることができるのではないでしょうか?

自分を客観視し人生を明確にするために、自分の未来の年表を100年カレンダーで作ってみてはいかがでしょうか?

最後までお読み頂きありがとうございました。
少しでも読んでくださった方のお役に立てると嬉しいです。
株式会社Enjin
代表取締役社長 本田幸大

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