チームを作った話
こんにちは。一之木りさと申します。
苗字はペンネームなので、お気軽に『りささん』と呼んでください。
関西在住。娘が二人いるシングルマザーで、仕事はフリーランスとして主にWeb制作とSNS運用をしております。
2023年の仕事の振り返りnoteはこちらをご覧ください。
去年一番の大きな変化は、今までひとりでやっていた『SNS運用代行業』をチーム化したことです。
本当にいいメンバーに恵まれ、トラブルももめごとも何一つなく、一生懸命に誠実に、かつ楽しく和気あいあいとみんなで協力しながら駆け抜けることができました。
そんな姿を見ていろんな方から「スタッフどうやって募集したの?」「あんないい人、どうやって来てもらったの?」「スキルや条件は何を優先した?」「チームってどう?」など様々な質問をいただいたので、メンバー紹介をしながらそれらの疑問にもお答えしていきたいと思います。
1、どうやってメンバーを集めたのか
これを一番よく聞かれるのですが、実は元々フォロワーさんです。
私のツイートやブログを見てくれていて、私の人となりや仕事に対するスタンス、家族のことなどある程度の情報共有ができている状態。何かやるなら私の価値観に共感してくれるフォロワーさんに協力してもらうのが一番だよね〜ってずっと思ってました。
そして前提として、私の場合「必要になってから人を探したパターン」ではありません。
組織を作ることにまだそこまで強い必要性も意欲もない状態だったので、募集したのではなく、私が「こういう人だったら一緒にやりたいな〜(そうじゃない人なら自分ひとりでいいや〜)」という個人的なワガママ先行でこちらからオファーしました。
その際私がこだわった条件は以下です。
私のことを好きな人
私に会いに来てくれたことがある人
実際喋ってみて好きだなと感じた人
素直な性格
関西在住
Instagram運用経験者
このあたりもう一段掘り下げたものは次回「チーム論」的なものと一緒にまとめようと思います。(3月に書きます)
逆に不要だった条件は以下です。
Web制作やデザインの経験
IT/Webの知識
PC所有
学歴職歴社会経験
こんな感じだったかなぁ。
PC持ってなくて全然いい。スマホでやってくれたらOK。
デザインも動画編集の経験もなくていい。一からやればいい。
まぁだいたいのことは、「私への共感」と「素直な性格」があればなんとでもなるんじゃね〜?って考えです。
メンバー紹介▶️1人目🍑さん
(名前を公開していいかわからないのでメンバーのことは管理シートで使っているマーク/イニシャルで紹介していきますね。サムネは似顔絵を今描きました。何度描き直しても似てない…)
🍑さんは上記の条件にすべて当てはまる上、自身のInstagramのフォロワーさんが1万人いるインスタつよつよの人。
作っているコンテンツを見ていても「うまいなぁ〜!!」「すごい!!」と思うことが多かったです。それなのに謙虚で柔らかな雰囲気でとっても感じのいい人で、愛され力も高く、「ぜひ私のコンテンツ制作を強化する存在として来てほしい!」と思ったのでした。
🍑さんは私のブログやTwitterを見て好きになってくれた人で「りささんの文章が好き」「りささんの書く文章はどれだけ長くてもスラスラ読めてすごい」と今でもずっと言ってくれます。
私の『ことばへのこだわり』を理解し、そこに信頼とリスペクトがある状態で来てくれた安心感。ここの土台のすり合わせを行う必要なくいきなり同じ方向を向いて走り出せたのは最高でした。
コンテンツ制作の右腕的存在として現在ほとんどの撮影に同行してもらっています。
謙虚で柔らかな雰囲気の美人という人物像ですが、いざコンテンツづくりとなると思いを強く持っているため、年齢もずっと上の立場のあるクライアントさんにでも「今の言い方では他人事みたいに聞こえてしまうので見る人に寄り添ってほしいです」などきちんと自分の考えを伝えることができる人。
1年間一緒に撮影をおこなったことでお互いのやりたいことが阿吽の呼吸でわかるようになってきて現場では本当に意思疎通がスムーズ。とても信頼しています。
ちなみにこの鳩の人です。
おもろすぎやろ。
メンバー紹介▶️2人目Yさん
(我ながら似た!!)
こちらもブログやTwitterを見て好きになってくれた人。
弊チームで(当時)唯一、PC、Canvaが使える人。
会社のインスタ運用経験者。カルーセル投稿の画像も作れる。
めちゃ心強い!
とはいえ、お声をかけた一番の理由は人柄です。
一度お会いしてお話したときに「なんか好きだな〜」と思ったのと、リプライやDMでのテキストのやり取りも距離感が心地よい感じだったので直感的に合う気がしていました。
Yさんは穏やかでにこやかでかわいらしくてどこへ行っても喜ばれるタイプ。人当たりいいけれどたぶん私とはまったく違う性質を持つ人だと感じたことが「私に必要な人かもしれない」と惹かれた要因のひとつかもしれません。
このへんもまた言語化してまとめておきたいところなんですが、「私の美学に共感し、人間性を信頼して同じ方向を向いてくれる人」であることが私にとって一番大事で、そこさえおさえてくれていたらそれ以外は「自分とは違う性質の人」であるほどいいんじゃないかと思っています。
あ、素直な性格があればね!(なんかあったんか)
ひとりじゃ凸凹で荒野をサバイブするには弱いからチームにするわけなので、苦手を補い合うことで強くなるのがいいかなというのが私の考えです。
🍑さんはどちらかというと私と同じようなフロントタイプの「外交派」で得意とする面が結構重なっているため、まったく違う得意を持つYさんが来てくれたらチームとしてすごくバランスがよいのではないか?と漠然と思っていました。
Yさんは議事録や資料づくりなどの面ですごく頼りにしていますし、会社員経験が私より遥かにしっかりしているためクライアントへの連絡なんかもまったく何の心配もなくポンと任せられるので助かっています。
自発的に主張するようなタイプではないので「何考えてるかわからない人(色々考えてるんだろうけどそれを出さない人)」みたいに見られそうだけど実際周りが深読みするほどは考えてなさそうなのがかわいいな、と思って見てる。(1年やってみていろいろわかってきた)
メンバー紹介▶️3人目Hさん
(似たと思う!!)
🍑さんとYさんと私。この3人でチーム始動。
けどもう1人、動画の編集だけ手伝ってくれる人がほしいな、と思い「だれかいないかな〜」と呟いてたのを知った友人が繋いでくれたのがHさんでした。
『どうぶつの森』って理由がおもしろすぎてすぐに紹介してもらいました。
とはいえどんな人かまったくわからない。あちらも私のことをまったく知らない。動画の編集も初。専業主婦ということでどの程度社会経験があるかわからない。何もわからなすぎて、失礼ながら特に期待していなかったのですが、これがね、弊チームに起こった巨大ミラクル。Hさんがスーパーしごできマンだったんです。
人柄もよく気遣いの人だし、即レスで、とにかく頭の中の考えを文字にするスピードが早い!
WebやITの知識なくすべてが初めて状態にも関わらず、なんでも前向きに明るく挑戦してくれるし、仕事が丁寧なのに早いし、わからないことはちゃんと聞いてくれるし確認してくれるしいつもみんなを気遣ってくれる。そんで真っ白でふんわりしててかわいい。
当初「編集だけしてくれればじゅうぶん」だったはずが期待値をすごい高さで超えてくれたのですぐにディレクターチームに入ってもらいました。
現在は新しい編集スタッフの教育も担当してくれたり業務の幅もどんどん広がっています。
どうぶつの森、あなどれなすぎやろ。
以上3人のほかに、編集スタッフが2人協力してくれています。
この2人とも2024年はもっといろいろと関わりを増やしていきたい。もっと仲間になってほしい。
2、一年やってみた感想
▶️よかった点
楽しい。
ほんとに楽しい。今となっては「このメンバーが協力してくれなかった世界線」がまったく想像できないぐらい、なくてはならないものになっています。
真面目だし一生懸命だし、それでいてほがらか。なにせコミュニケーションがさわやか。コミュニケーションにストレスがないって素晴らしいなぁと感謝する日々です。
業務も予想以上にスムーズに進展しています。
動画の編集が上がってくるたびに「天才か?」ってしょっちゅう思う。
この編集クオリティとスピード感でこのコストは他のどこも真似できないんじゃないかな。(もちろん企画も撮影も成果も自慢ですよ)
みんな人当たりのいいマイルドなタイプですが、全員共通して「私はこう思いました」ということをちゃんと伝えてくれるんですよ。それが本当にありがたい。わからないときは「こういう判断に関しては私まったくわからないのでお任せしたいです」と言ってくれたり。
それぞれが自分の意見、意思を明確に示してくれるんですよね。これがどれだけありがたいことかチームリーダーならわかってくれるんじゃないかな。
そんなこんなで動画編集以外の業務も各々の得手不得手がはっきりしてきて、2年目は担当領域をより明確化しようと思っています。
これまでひとりでやっていたことを組織化するにあたって業務フローの見直しやマニュアル整備、何をどこまで私が抱えるのか任せるのかの切り分けなど最初は探り探りでしたが、それら枝葉の作業に一喜一憂せずにすんだのは、ひとえに「メンバーとの信頼関係」という大きな幹が支えてくれたおかげだと思っています。この人たちは私のことを心から信頼してくれてるって思える人を私も信頼し、安心して背中を任せられる。なんて幸運なことだろうと思います。
▶️反省点
1点目は、私が2023年前半ぬるっと過ごしすぎてしまったこと。
チームの仕組みづくりのほうばかりに気を取られ、対外的な活動をほとんど行っておらず受け身でぬるっと過ごしてしまいました。
このときにもっと能動的に動いていれば2023年の売り上げをもうちょっと大きくできたのになぁ、火がつくのが遅かったなぁと反省しています。
2点目は、私がメンバーのポテンシャルを活かしきれていないこと。
「あれしてほしいと思ってるから、計画して指示します」みたいな状態で置いてしまったことが多かったです。(いや現在進行形で多いです…)
本当に反省。仕組みづくりの最初ってエネルギーいるし考えることも多くてついつい後回し後回しになってしまいました。
1年やってみて見えて来たメンバーの性格とかもあるので、2024年はもっともっと気持ちよくのびのびとみんなが活躍できるように私がしっかり枠組みを作っていきたいと思います。
あと個人的な課題は「もっと頼る」です。
なにせ今までひとりで全部抱えてやってきたので、油断すると「自分でやればいいか〜」になっちゃうんですよね。
そのやり方だと限界が見えたからチームにしたのに。
頼らないと意味がない。
周りの「いいチーム」を見渡してみると、みんなボスがいい感じに偏ってるんですよ。言葉を選ばずいえば「この部分はズバ抜けてるけどこっちの面ではポンコツ」みたいな。コントラストがはっきりしている方が、周りの人が何をやればいいか明確でサポートしやすく、また「役に立っている」と実感もしやすいのかもしれません。
私はまだどこかでかっこつけてるというか「ちゃんとしなきゃ!」に囚われてるんだろうなぁ。
幸い今のチームで「ちゃんとすること」を求められてるわけではないので、(私がTwitterのダイエット報告で腹出したり尻出したりしてるのを何年も見て来てるメンバーだし)もっともっとメンバーを信頼してポンコツをさらけ出して頼っていきたいです。
3、まとめ
つまりうちのチームは最高だということ。
チームをつくると決めたときに、私のことを心配した経営者さんから「ノウハウだけ抜かれて独立されないように気をつけたほうがいいよ」というアドバイスをいただきました。
経験から心配して助言してくれたことにはとても感謝しています。
けれど私はそれを聞いて、「なるほどそういう警戒をしなくていい人にしよう」と思いました。つまり「この人ならそうなってもまぁいいかって思える人」だったら自分も納得できるし。
なので最初のキックオフミーティングでも2人に対して「ここでやってみて『自分でもできる』『自分でやったほうが儲かる』と思ったらうちのノウハウ持って独立していいよ。そうされてもまぁいっかと思える人を選んだので」と伝えています。
それでも一緒にやってるほうが楽しい、ここにいるほうが安心して挑戦できる、などメリットを感じてもらえるようなチームでいられるよう私が尽力します。
新たなメンバー募集もそのうち行うと思うので、これを読んで興味を持ってくれた方は気にかけておいてもらえたら嬉しいです。
私のことを好きな人、よろしくお願いします。
あと素直な性格ね!(なんかあったんやろな)