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アート思考・後藤繁雄の一日一微発見

「一日一微発見」というのは、僕が師匠だと思っている文化人類学者、故・岩田慶治が日々やっていたこと。 僕はそこからヒントをもらって、もう15年ぐらい前だけど、ネットで日々連載してい… もっと読む
編集者・アートプロデューサー・京都造形芸術大学教授/後藤繁雄です。 アートや編集のこと、思考、アイ… もっと詳しく
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#本

ジョン・バージャーの3冊の本 僕の夏の課題読書①/一日一微発見397

別に「夏休み」らしきものがあるわけではない。 ずっと自分で会社もやっているが、「通勤」ら…

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割引あり

吉本ばななさんの『ミトンとふびん』について/一日一微発見290

ある日、家に本が届いた。 吉本ばななさんの新著だった。「著者から」ということで、出版社が…

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5000日をどう生きるか(ケビン・ケリーの新著)/一日一微発見256

ケビン・ケリーの大切な教えは「テクノロジーの声に耳を傾けること」だ。 僕は彼には会った事…

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9.11から20周年の日に/一日一微発見245

20世紀末から21世紀を生きるすべての者にとって、9.11のワールドトレードセンターの崩壊の映像…

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「思考実験」について ヴィレム・フルッサーのこと/一日一微発見216

よく「書斎」とか、本のつまったお城のような中にいる「文化人」の写真がある。僕も往々にして…

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「アート思考」のための読書術その② 林達夫とバルトの古本/一日一日発見215

前回は、オンラインでアートブックをゲットする話を書いた。今回は和書について僕がやっている…

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夜中に独り本を読む/一日一微発見193

コロナで移動ができにくい状況が長びいていると、生活は本格的にシフトする。リモートの常態は人を、いやおうにでも内省に向かわせる。 もちろんそれは人生を振り返ったり、よりよく生きる時間と目的を考えたりというプラスの面と、真逆に、「生きていても仕方ない」と言う「絶望の答え」も出しやすくしてしまうだろう。 若者の自殺率の増加は、あきらかにそれを示すシンドロームではないか。

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フィクションの効用の季節がやってきた/一日一微発見184

僕は毎年末、奈良の神社や寺を巡礼し、行きつけの呑み屋で早い時間からのむ。 身も心もきれ…

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マジックタッチについて/一日一微発見164

この数日、電車の中や仕事の合間に、『みみずくは黄昏に飛び立つ』を読んでいる。 川上…

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インテルメッツォ(間奏曲)/一日一微発見154

外は35度を超える猛暑だが、こんな時は部屋に逃げ込んでいるにかぎる。 宇宙の所業…

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インテルメッツォ(間奏曲)/一日一微発見152

白いカーテンは締め切られていても、光は明るい。街も部屋の中も、静かで音がしない。毎年…

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ひきこもりの贈り物 IN&OUTの余白に/一日一微発見143

東京のコロナの感染者数が200人を超えたり下がったりが続いている。 今は、浜松にいるの…

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オキーフの映画を観る IN&OUTの余白に/一日一微発見142

僕は雲を写真に撮るのが好きだ。 携帯で撮る。 写真のストックのカウントを見たら、800…

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IN&OUT of TOKYO09「 コロナ後の世界ラブロックの新著『ノヴァセン』を読んで考えたこと」/一日一微発見129

東京は、5月の終わりに緊急事態宣言が解けて、6月に入り社会は少しずつだが動き出している。 山手線の乗車率は50%ほどになり、新しい感染者は1桁と、2桁を行き来している。 いっぽう、世界に目を向けるとブラジルやインドで、感染者/死者が増大していて、新コロナの勢いはほとんど弱まってはいない。 中国のように、先に感染が広がり、鎮静したかに見えるところは「ニューノーマル」になったけれど、つねに新コロナは「世界のどこか」で「たった今」猛威をふるっ

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