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アート思考・後藤繁雄の一日一微発見

「一日一微発見」というのは、僕が師匠だと思っている文化人類学者、故・岩田慶治が日々やっていたこと。 僕はそこからヒントをもらって、もう15年ぐらい前だけど、ネットで日々連載してい…
編集者・アートプロデューサー・京都造形芸術大学教授/後藤繁雄です。 アートや編集のこと、思考、アイ…
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2020年6月の記事一覧

IN&OUT of TOKYO 11「『20年後の世界』から『今』を編集する」/一日一微発見134

僕の本棚のところに一枚のフライヤーがたてかけてある。 それはモノクロームで、パフォ…

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IN&OUT of TOKYO 10「ブラックアンブレラ、東京を行く」/一日一微発見133

このあたりは80年代にWAVEというビルが建っていて、僕はその1階にあったシネ・ヴィヴァン…

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美大での授業について(コンテンポラリーアート・ストラテジー)/一日一微発見132

美大で教え出して17年目になる。 「どんなことを教えているんですか?」と聞かれるが…

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楽しいEDIT.ポラロイド写真を整理・編集している/一日一微発見131

このコロナの空白期から、新しい「習慣」が始まった。 原稿だけでなくいろんなことをリミ…

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場所と編集について・浜松でのSIDE COREのプロジェクト「OPEN CITY」/一日一微…

急な話だったけれど、東京からSIDE COREのメンバーたちが車と新幹線で浜松にやってき…

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IN&OUT of TOKYO09「 コロナ後の世界ラブロックの新著『ノヴァセン』を読んで考…

東京は、5月の終わりに緊急事態宣言が解けて、6月に入り社会は少しずつだが動き出して…

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IN&OUT of TOKYO 08「ラディカルな変化のはじまり」/一日一微発見128

夕方、それまでずっと我慢していた灰色の重い雲の中から、雨が降り出した。 小さな粒が、木にも人にも建物にもまとわりつく。 雨は、強く地を打つというわけでもなく、シャワーのようなリズムを刻む。 しばらくするとやってきた夜の闇の中は、あたりを水槽のようにする。 人もクルマも、もう溶け出して判然としなくなる。 闇の中に、赤い光が明滅し、繰り返す。 はっと気がつく。 車が過ぎ去る音が、とつぜん意識の中で大きくなる。 東京は、静かだ。 奇妙に、静かだ。

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IN & OUT of TOKYO 08「読書とは時代へのレジスタンスだ(リチャード・パワーズの『オ…

このコロナの時期に、多くの人と同じように、僕も沢山の重要な読書をした。 僕はTVも新聞もな…

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IN&OUT of TOKYO 07「静かな、自己革命の時」/一日一微発見126

コロナの緊急事態解除が、せまってきた(このテキストを書いているのは5月18日)。 現在、ア…

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IN&OUT of TOKYO 06「開かれた編集へ/若木信吾とのig liveの時のメモ」/一日一微発見1…

写真家・若木信吾とつきあいはもう25年以上だろう。 彼がアメリカのロチェスターで写真…

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