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誰でも朝型人間になれる!終わりの4時、始まりの4時

今は4時に起きる。日が昇る時間が4時より遅く、まだ外が暗かったとしても。今では4時は私にとって朝で、起きる時間だ。

ただし条件がある。
小麦粉を食べないこと、
23時までに眠りにつくこと、
本を読むこと、
例え起きなくても、自分を責めないこと、
自分を大切にし、誰よりも大事にすること。

4時に起きて、30分程度体を動かした後シャワーを浴びる。5時には身支度を整え少し勉強を進め、6時に家を出て7時に職場に着く。勤務開始の8時30分まで、また読書や勉強をする。帰宅後は軽く食事をとり、湯船に浸かり、23時には1日を終える。翌日4時に起きると、身体が起きる前から脳が起きていたのかと思うくらい、すでにフル回転している状態。

こんなわたしは、大学時代は4時に寝た。日が昇る時間が、東京では4時だからだ。カラスの鳴き声で窓を観て外の明るさに気づき、諦めて布団に入る。課題はどんなに必死でも、大抵は完璧から程遠い出来栄えで提出日を迎えた。

だるい、布団から出なければと思う気持ちに反して、身体が動かない。なんとか仕事をこなして待ちに待った休日なのに、また今週もほとんどを家の中で過ごしてしまった。金曜日は遅くまでNetflixで韓国ドラマを観ていた。怖い映像や音は苦手なはずなのに最近は戦争ものやスリラーもつい観てしまい、感情が麻痺しているのだろうか。夜ご飯はマクドナルドが多い。スーパーに行くとお寿司をよく買う。小さい頃の高級品は今では日常になった。寒い、湯船に浸かって暖まれば良いのに、水に触れるのが億劫だ。ついついシャワーで済ましてしまう。喉が渇くのに水を飲むのも寒いせいか回数が減る。

お酒は付き合い程度に、タバコも、薬もしないのに、なのになぜこんなに動かないのか。自分は怠けているのだろうか。みんな頑張っていて、自分だけが頑張っていないのだろうか。いや、そんなわけないと言い切れる。私は自らの意思で怠けてはいなかったし、努力や頑張りが足りないわけでも無かった。ただ知らなかったのだ、小麦には中毒性があり、食べると無気力になるのだと。

数週間前に、ピクニックに出かけた。もともとパンが大好きで、クロワッサンとバゲットにはうるさかった。堪えていたが、無性にバターと美味しいパンが食べたくなり、高級バターと焼き立てのパンを抱えて行って、その日からパンとバターの食事が続いた。食べ物にうるさいのに加えて、飽きるまで食べる性分なのだが、パンには中毒性がありなかなか抜け出せない。加えてバターは日本産のものはすぐに胸焼けがするものが多いが、好んで食べているフランス製のバターは一食で例え100g食べたとしても平気なぐらい、油を感じさせない。野菜も買って帰るが、ほとんどパンとバターでお腹が膨れてしまう。こんな日が数週間も続いてしまった。終いには一昨日、デリバリーでチキンを頼んだ。おいしかったから昨日も頼んだ。少し多く感じたが、満足した。Netflixを3時まで観て寝落ちした。今朝8時、吐き気がして目が覚めた。どうにも堪えきれず唸った。次に起きたのは10時で、12時に約束があったが立ち上がり支度をする気力がなく、キャンセルの連絡を入れた。食道に食べ物が張り付いている嫌な感じがしてたまらない。

4時に起きる方法を確立させようと思い、パンを食べ続ける事を自分に許したが、そろそろパンの美味しさよりも4時起きの美味しさが恋しくなってきた。小麦粉は最高だけど、副作用がもたらす無気力はキャリアを諦めたくない時期の私には最悪の敵だ。

閉店間際のスーパーに駆け込み、レモンを買った。ついでに、みかんも。他には、玉ねぎ、セロリ、トマト缶、キャベツ。まずは食道、胃を綺麗にし、味覚を整えていく。

ああ、酸っぱい。
けれどこれだけで、気持ちが良くなることを知っている。人生が変わることを知っている。

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