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大学が指定校推薦をやめない本当の理由


こんにちは。ウオトラです。


最近巷では「就活のウオトラ」と呼ばれていますが、大学受験の裏側についてもわりと知ってたりします


今回は指定校推薦について。



**指定校推薦ってなんであるのか、考えたことありますか? **

そう言われると……となる人と、的を射ない返答をする人がほとんどで、本意を知っている人は少ないです。


説①

高校生活の中で勉強を頑張った人へのご褒美

→よく言われるのがこの話。でも良く考えればそんなことあるわけないですよね。私立大学と高校がご褒美のために苦労して金をかけてこんな制度をつくるわけないです。


説②

大学側が高校の勉強を頑張った人を欲している

→これも有り得ないです。なぜなら受験を頑張った人の方が賢い可能性が高いからです。東京理科大学が出した、推薦組VS一般入試組の平均点は見たことがありますか?

簡単に言えば、「高校の勉強を頑張った人」よりも「大学受験を頑張った人」の方が平均点としては高いということです。

特に他の能力も無く、学力も低い人を大学が欲するわけがないです。



他にも多くの説がありますが、本当の理由はこれです。

大学が偏差値を偽装できるから

話は簡単です。一般入試の合格者数を減らせば偏差値を上げることができるのです。


大学の偏差値は「一般入試」の「入学」難易度で決まります。「入試全体」の「試験」難易度ではないのです。

では、指定校推薦を導入して「一般入試」の合格者数を減らしたらどうなると思いますか?

当然一般入試の「入学」難易度が上がり、偏差値も上がるということです。

ちなみに弱小部のスポーツ推薦も同じく一般入試の人数を減らしたいのが理由です。強豪の部は広告塔ですから別の理由です。

私立大学は結局法人ですので、いかに学生を集めるかに尽力しています。

ここから高校生の立場になると、この大学側の意図を理解して指定校推薦などの制度を上手く使うことがいい大学に入るコツとも言えますね。

ここまでしっかり理解している予備校がどれだけあるかは知りませんが、間違いないのは

「指定校推薦は人間力が付かないからやるべきではない」

などと宣う予備校には絶対に入ってはいけないということです。





そして、この仕組みを理解して、指定校推薦で俺よりいい大学に入ったお前……



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