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はじめて製本教室に行ったらすごい楽しかった話

SS-BOOKBINDINGさんの製本教室がとっても楽しかったので、教わったことを忘れないようにメモ。

製本教室に行ってみたのは、パートナーインタビューの活動で作成した原稿を製本した形でお渡しできたら、もっと喜んでもらえるのでは?と思ったから。

指の用途はもっぱらタイピング、という私に、果たして「製本」という崇高な行為ができる可能性があるのかを確かめようと思い参加しました。

まず、道具はこんな感じ。

カッターボード、カッター、のり、木工用ボンド、ハサミ、厚紙、本文(中の紙のこと)用の紙、竹串、大事なあみあみ(名前忘れた)、定規。

まず、本文の神を折ります!50枚

50枚折ると200ページになるんだ、という驚き。

見返し用の紙も、本文のサイズに合わせてカットして折る。

クリスマスカードみたい。

本文と見返しを組み合わせて、トントントンと上下を揃える。ページをめくる時に自分側に来る部分が揃ってると綺麗な本になるので、そちらを下にしてトントンする。

強力クリップでとじる。

まだ本ではない。ここからが長い。

たっぷりのボンドを取って、背中の中央に乗せて、外側に広げるように塗る。見返しの背中にもちゃんと塗る。ボンドを塗った面を下にしてトントントン。これを4回ぐらい繰り返し。

ここで、花ぎれ(左側の布)と、しおりの糸を渡してもらった。花ぎれは、本の背中の上下にちらっと見える、クッションのようなもの。確かに、言われてみれば本にそういうパーツってある…!!

しおりの長さは、本の対角線から2〜3cmがちょうどいいそう。短いと後で困るので慎重にカット。

そして、そのしおりを、本文の背中に乗せる!!

その上に、あみあみを乗せる!!これはすごく大事なパーツとのこと。確か本文が抜け落ちないため、だったかな…。

その上に、花ぎれを置く。

長すぎるのでハサミでカット。上下二箇所に貼って、首をクッと本文側に折る。

だいぶパーツが揃ってきた…!

今度は表紙。今回は台紙をおくべき場所を、先生がラインで引いてくれた。

スティックのりでその上に台紙を貼る。台紙を貼るときは、必ず全部平行にしないと、ガタガタになって致命症になるそう。気を抜けない。

たぶん平行。貼ったら四隅をカット。

こちらの頑丈な厚紙は柴又紙工さんの提供で、初心者には難しい厚紙カットまでしたものを持ってきてくださったそう!ありがたい……。

スティックのりで表紙を折り込んでいく。

ボール紙の側面をゴシゴシしてから折って、ノリをしっかりくっつける。天地をやってから、横。

折り目をつけて、立ててみると……。

急に本っぽくなってる…!!!

背中の細長い厚紙のサイドにたっぷりボンドをつけて、中身と合体。上下の位置を調整して、しっかり奥まで押し込む。

表紙の折り目を、爪を立てずにしっかり押す。竹串と輪ゴムで固定。

最後に見返しを糊付けると…

もう、本!!

これは、本!!!!

すごい!私にもできた!!!

大集合すると、もっとすごい!!
ここまで大体3時間。達成感が、想像以上!!イイ…!!!

製本教室って固いイメージがあったんだけど、行ってみるとなぜかかわいいメイドさんがいて、そのメイドさんが働いている気絶というお店のお客さんであろう方たちがたくさんいて、なんだかそういう会だったらしい(笑)。

でも、迷い込んで来た私にも皆さんとっても親切にしてくれて、すごく居心地よかったです。楽しかったー!

SS-BOOKBINDINGさんは毎月製本教室を開催しているようなので、2021は私もぜひ通わせていただいて、一芸身に付けたいな……と思います。書くだけじゃなくて、形にするところまで挑戦してみたいんだよね。

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