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都知事選、言葉の暴力に溢れすぎという愚痴


前提

ただの一都民です。
社会に出てから選挙は欠かさず行っています。

マニフェストと経歴ざっと見て、自分が推せる人、あるいは比較的「マシ」だと感じる人を選んでいます。

若者の投票率が低いというニュースとか、「今まで投票したい人がいなかったけど初めて投票しました」といった類のコメントを見ると、正直モヤモヤします。どれだけの人間の努力で勝ち得た権利なのか、無自覚すぎでしょと。

(とはいえ、学生時代は新幹線で3時間かかる地元に住民票置いていたので、その時期の選挙には参加してませんでした。こういう場合もあると分かりつつ、とはいえ60%は低くないかなあ)

のっけから高飛車な書き方と思われたらすいませんが、投票率低いことにずっと違和感あり、萎えてます。。

応援と批判をセットにしすぎ

個人的には、今回2位の方を応援していました。

出馬前に、広島時代の市民向け財政説明会のプレゼンを見たことがあって、理路整然としていて分かりやすいなと。

キャラクターも嫌いじゃないし、比較的年も近いし、政治経験もあるから議会相手の議論も素人よりは出来るだろうし(パフォーマンスを除いた部分)。公約は多少抽象的だけど、このまま長期政権が続くより、失敗してもいいから変化が見たいと思っていました。

たしかに市民への質疑応答にすら愛想をあまり感じなかったので、今のように炎上することもあるやもとは思いつつ、自分は嫌な感じは受けませんでした。

で、街頭演説の切り抜きなんかをなんとなく見ていたのですが、日に日に編集が過激になっている気がして。

まぁそもそも「議会を論破」系の昔の切り抜きも、同じような編集なされ方だと思うのですが、そちらはあまり見たことがなかったので。

例えば、「●●を論破!」のように会話相手の氏名と顔写真をサムネに使っていたり。コメント欄が、「候補者最高!他の候補になったら日本終わり!」みたいな極端なコメントばかりだったり。

誰かを持ち上げたり、いいものをいいというのは大切なことだけど、何で誰かへの批判とセットなんだろうと。

正直、候補者と離れた部分で、何となく宗教じみた気持ち悪さを感じてしまいました。


支持者、他の候補者のこと嫌いすぎ

で、Twitterに足を向けてみると、候補者の支持者同士がお互いを批判しまくる、魑魅魍魎の世界が広がっていました。

あたかも相手は犯罪者で、極悪非道な人間で、右翼で、左翼で、売名で、考えなしで、etc.

本当は、それぞれの情報をしっかり追って、自分なりにファクトチェックして、納得できる情報だけを読み取るべきなんでしょうが。

悪意詰め込まれすぎて、嫌になりました。


雰囲気をわかった気になれるテレビ

で、テレビを見ると、演説を頑張る主要候補者の映像と、その他大勢の名前リストが繰り返し流れていました。

数秒で終わる演説中の一言切り抜きより、マニフェスト比較とかの方が見たかった。(たまたま付けた番組しか見てないので、もしかしたら徹底討論どこかでやってるのかも)

とはいえ、テレビの方が醜悪なコメントを見ずに済みました。一方で、どの局も同じ構図で候補者を取り上げるので、新たな情報は特に得られず。

しかし、「ネットを駆使した」っていうワーディングに古さを感じる。今の時代ネットと離れた候補者なんて1人もいないし。


でも関心が高まったのはいいことだ


地獄のようなSNS社会もありつつ、とはいえ投票率もアップしているし、これだけ選挙が話題になったのは良いことですね。ある種エンタメ化してきたということで、無関心よりずっとまし。

ただ、印象操作まみれの世の中になってしまったので、一次情報取りに行くように気をつけたいです。

個人的には中田さんのYoutubeで、小池さん、蓮舫さん、石丸伸二さんの3名の長尺インタビューを見れたのが良いメディアだなと感じました。もちろん編集の仕方や候補者の選定に意図は入るにせよ、素人のどっちかサイドに寄った極端な編集よりずっと良いです。


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