英検の合否結果をWEBで確認し、いい結果もそうでない結果にも寄り添う日

2020年2月10日。英検の合否結果が時間帯をわけてWEB公開された。

今回子どもたちはそれぞれの習熟度にあわせ別の級を受けた。

結果、片方はいい結果、片方は不本意な結果だった。

こういうことはよく起きる。スイミングの進級テストでも、片方はいい結果、片方は不本意。先月もそうだった。

そんなときに私がやること。

まず、いい結果だったほうに、さくっと一言「おめでとう!がんばったね!」と伝える。するとそちらの子は「うん、がんばった!次もがんばる!」と上機嫌で次の習熟度に向けた本を読み始めたり、好きなことを始める。

一方、不本意な結果だったほうはその一言を聞いて必ず「自分はできなかった。自分だって合格したかった。」と泣いたり、ぼやき始める。その瞬間に手をつないでキッチンや別室へふたりで移動してこんな話をする。

今回は確かにがんばったけど、一歩及ばずだったのは残念だったね。お母さんはあなたの一番近くであなたが頑張ってるのをずっとみてきたから、あなたの次にその結果を悔しいと思う。少しだけ、違うことを考えてみよう。前回の●●(英検だったり、スイミングテストだったり、前回の挑戦)から今回までの●ヶ月間のことを少し思い出してみようか。●月、あなたはこんなことをがんばった。こんな結果が出たよね。●月はこんなことをがんばってた。●月はこれ。●月は・・・。そして今月はこんなことがあった。本当に頑張っていたよ。(今回だと)英検の勉強以外にも、●●とか、●●とか、●●とか、たくさん挑戦して、ちゃんと結果が出て、毎日忙しい中で頑張っていたの、お母さんは知っているし、みんなわかっているから、今回がだめだったからって落ち込む必要は全くないよ。次また頑張れるように、これから●ヶ月間、また泣いたり、悔しいこともいっぱいあるかもしれないけれど、泣いてもいいけれど、最後はそれに向き合ってまた進んでいこうね。と。

残念だったことについて「気にするな」というのは無責任。

1回くらいうまくいかなくても次がんばればいいよーなんていう空回りなポジティブ思考のアドバイスは必要ない。

誰かがうまくいって、自分がうまくいかなかったときほど、誰かと自分を比べて自信を失ってしまいがち。そんなときに大人が比べる発言をしたらさらに「自分はダメなんだ」と子どもは自分を追い詰めてしまう。

うまくいかなかった、という事実にも向き合いながら、でもこの期間努力していたことも認めて、これからどうしたらもっとうまくいくか、と、自分を大切にしながらさらに成長できる視点が持てるようになるために寄り添うことに集中する。

早く泣き止んでほしいなぁという気持ちもずっとこらえて、本人の心が落ち着くまで静かに寄り添う。話ができる時がきたら、上のような会話をしてみる。その会話の途中で再度泣き出してしまうことも時にあるけれど、ゆっくり、じっくり向きあうと、自分の中で答えが出てきて落ち着くようである(うちの子どもたちの場合)。腹落ちすると、よし、次は・・・って未来のことが考えられるようになるらしい。

そして今日、ひとりは遠征試合、もうひとりは父親と遠征練習。私は業務委託をいただいているクライアントが複数社営業日のためリモートワーク。これからランチを食べながら、次の子どもたちの挑戦に向けて学習プランをたてます。プランはバッファを作って、彼らを追い詰めないように。