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銀河鉄道の君へ


地面に乗ってしまったら
自由と無鉄砲は違うだろう
その紙一重で命を落すとは
君らしかったかも知れない
でも君がこどもを巻き込んだことは
間違いだったと断っておく

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梅雨の湖面より
銀河鉄道の君へ


一緒に旅した季節は夏だったかな


乗り方も知らない電車に揺られて
太陽の芝生まで
君と出かけたあの日は
もう何年前になるんだろう
いつのことかは憶えてないけど

音楽を滴らせ
交わした
長くはない会話が

提灯の川瀬
遊覧する
足許のぎこちなさが

帰りの窓
恋しさを振り払う
大きな手のひらが

いま胸の白紙に
じんわりと
現像されてゆく


そうだね、旅した季節は夏だった



あの日みたいに電車に乗って
その駅に着いた時は
星の芝生で
飽きるまで踊ろう

遊びながら待っててよ
南十字星はどうせ混んでる



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あなたの自由な魂が、安らかな平穏に包まれていますように


🌻

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