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【4/11】約34年ぶり1ドル=153円。この状況が続くとどうなる?

本日のToday’s Columnは、外国為替市場で約34年ぶりに1ドル=153円台をつけたことで、今後この状況が続いた場合のシナリオについてです。

今日も様々な投資に役立つ情報をコンパクトにまとめましたので、ぜひ最後までお読みください。

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Today’s Topic Column

ガソリン価格が3週連続で上昇しています。そうした中で、今朝速報で飛んできたのが34年ぶりに外国為替市場において、一時1ドル=153円台をつけたとのことで、今後このまま円安が継続された場合、ガソリン代をはじめとしたエネルギー価格はさらに上昇することになります。

また、今、物価上昇2%の目標を安定的に達成したことや賃上げにより人件費が高まっていることがマイナス金利解除の要因になっていますので、物価上昇が想定以上に加速する可能性もあります。

エネルギー価格が上がるということは、企業にとってはコスト高になり、人件費も高まっていることから、その分、価格転嫁せざるを得ません。

価格転嫁された分は企業の利益ではなく経費ですので、結果的に消費者にとっては商品やサービス価格が上昇し、負担増となります。

どのような状況になろうとも、みなさんの資産が目張りしないためにも、上手な資産形成を心がけるようにしてください。

昨日の日米主要指数の振り返り

主要指数は一覧表にまとめています。

10日の日本株市場

東証プライムの売買代金は概算で3兆8033億円、売買高は14億6306万株、値上がりは841銘柄、値下がり銘柄数は754銘柄、横ばいは57銘柄となりました。約46%が値下がりとなりました。

日経平均株価は反落し、前営業日比191.32(0.48%)安の39,581.81円で引けました。イランとイスラエルの中東情勢に対する警戒感に加えて、日本時間10日に発表された米消費者物価指数(CPI)の結果を見極めたい動きが広がりました。それにより東証プライムの売買代金は連日4兆円を下回る水準となりました。

11日の日本経済カレンダー

・8:50 3月マネーストックM2(前年同月比)
・8:50 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
・8:50 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)

10日の米国株市場

ダウ工業指数は続落し、前営業日比422.16(1.09%)安の38,461.51ドルで引けました。10日に発表された米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回ったことで、当初予定されていた米利下げが、6月開始の年3回が9月開始の年1〜2回に見送られるとの見方が広がりました。11日には米卸売物価指数(PPI)の発表を控えていることもあり、CPIに続きPPIも上振れが続くと利下げ観測は、さらに後退する可能性があります。

ナスダック総合指数は反落し、前営業日比136.27(0.84%)安の16,170.36ptで引けました。米消費者物価指数(CPI)の上振れにより、テスラやAMDが売られ指数を押し下げました。

11日の米経済カレンダー

・21:30 3月卸売物価指数(PPI)(前月比) ★
・21:30 3月卸売物価指数(PPI)(前年同月比) ★
・21:30 3月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比) ★
・21:30 3月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比) ★
・21:30 前週分新規失業保険申請件数 ★
・21:30 前週分失業保険継続受給者数 ★

11日7時現在のドル円相場

1ドル=152.95-152.96円で推移。米消費者物価指数(CPI)発表前は日本政府・日銀の為替介入への警戒感から円相場はレンジで推移していましたが、CPIが上振れたことで円が売られ、約34年ぶりに1ドル=153円に進む場面が見られました。

以上、私の市場振り返りとワンポイントコメントです。最後までお読みいただきありがとうございました。今後の投資の情報としてお役立てください。

※「今朝の投資知恵袋」で提供する情報は、投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。

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