【高校野球千葉大会の優勝校予想#18】'23夏大事前予想
こんにちは。いちかわきです。
2023年6月14日(水)に第105回全国高等学校野球選手権記念千葉大会(以下、'23夏大)の抽選会が実施され、組み合わせが決まりました。
(組み合わせは千葉県高野連の公式HPをご覧ください)
いよいよ負けたら終わりの夏大が7月8日(土)に開幕します。今年も勝敗予想と優勝校予想を行います。
毎度恒例ですが、以下の手順でシミュレーションを行います。
'15春~'23春の公式戦の勝敗をイロレーティングの式に代入し、各チームのレーティングを求める
実際のトーナメント表に従って各試合の対戦カードを決定し、両チームのレート差から勝率を求める
2を1回戦から決勝戦まで行い、これを1000回繰り返す
詳しくは過去の記事で説明しています。
'23夏大事前予想
シミュレーション結果より、夏大の優勝予想は次のようになりました。
① 50.6%:専修大松戸
② 20.0%:木更津総合
③ 10.6%:市立船橋
④ 5.5%:習志野
⑤ 4.6%:中央学院
⑥ 2.8%:拓殖大紅陵
(以下略)
これを踏まえ、今回は専修大松戸を優勝予想の本命とします。
展望
2010年代以降、千葉県の高校野球を牽引してきたのは間違いなく木更津総合ですが、今世代の成績を考えると専松が優勢と判断するのは自然かと思います。
県大会に関して、専修大松戸は'22秋・'23春と直近2大会を連覇中です。いずれも木更津総合に勝利しており、レート上も1位を走っています。
第2予想は木更津総合となりました。前回の夏の優勝は'20独自大会で、夏の甲子園からは'18を最後に遠ざかっています。それでも'13~'22の10大会で7度決勝に進出するズバ抜けた安定感があり、高レートを維持し続けています。
第3予想は昨年度優勝の市立船橋です。今世代は'22秋ベスト4、'23春ベスト8と関東大会に到達できていませんが、夏の連覇に挑戦できる唯一のチームとして期待がかかります。
本手法では関東大会とセンバツの成績を加味していないので、レートの計算について不確定要素は残っています。春の関東大会は専松ベスト4に対し木総は準優勝でした。また春から木更津総合は石澤順平投手をエースを据えて投手力が格段に上昇しました。'22春の決勝は
専修大松戸 10-0 木更津総合
というスコアでしたが、この試合では石澤投手は登板していませんでした。
これらを加味すると優勝予想がもっと拮抗する可能性もあります(が、専松ファンとしては不確定要素を一掃するくらいの圧倒的な実力を発揮してもらいたいところではあります)。
各チームの成績予想
他のチームについてもシミュレーション結果を公開したいところですが、私の方針として事前予想の段階では「優勝確率0%」という出力結果を公開するのを控えています。
昨年は都合の悪い箇所を黒塗りにして公開するなどで対策していましたが、今回は黒塗りにしなければならない箇所が多すぎて公開が難しくなってしまいました。
とはいえ出すものがないのも困るので、今回は各チームの成績期待値を公開します。
「成績期待値が低いチームでも上振れを引きまくれば理論上は優勝できる可能性がある!」と捉えていただけると幸いです。
(初めての試みなので見づらかったらすみません)
表記について
メディアでは次のようにトーナメントを4分割して、
左上:Aブロック
左下:Bブロック
右上:Cブロック
右下:Dブロック
と表現することが多いです。
スペースの都合上、ここでは4つのブロックをさらに2個ずつ分割し、以下のように8つの小ブロックで表すことにします。
また、成績の数値についてはいつも通りですが、「〇回戦進出」を表すものです。1回戦から登場するチームは8回勝てば優勝なので、9が優勝、8が準優勝、7がベスト4、...といった具合になります。
という事で成績期待値の理論上の最大値は9.000です。
A1ブロック
シード校:
A 木更津総合・C 西武台千葉連合チーム1:
成田西陵・八街連合チーム2:
沼南・沼南高柳・関宿1回戦あり:
東金・若松・国府台・成田北・千葉東・千葉敬愛
A2ブロック
シード校:
C 千葉黎明・B 千葉日大一連合チーム3:
生浜・大網・大原・館山総合・茂原樟陽1回戦あり:
千葉・わせがく・千葉西・千葉商大付
B1ブロック
シード校:
B 市立船橋・C 千葉学芸1回戦あり:
千葉商業・佐倉東・佐倉西・日体大柏
B2ブロック
シード校:
C 市立銚子・A 習志野連合チーム4:
泉・天羽・市原・市原緑連合チーム5:
清水・流山おおたかの森・流山北1回戦あり:
千葉工業・千葉明徳・松戸六実・磯辺・八千代・安房
C1ブロック
シード校:
A 専修大松戸・C 幕張総合連合チーム6:
鎌ヶ谷西・船橋豊富・白井・八千代西・四街道北連合チーム7:
旭農業・銚子1回戦あり:
検見川・土気・千葉英和・東葉・芝浦工大柏・連合7
C2ブロック
シード校:
C 翔凛・B 拓殖大紅陵1回戦あり:
市原八幡・八千代松陰・横芝敬愛・一宮商業
D1ブロック
シード校:
B 東京学館・C 千葉北1回戦あり:
市川・匝瑳・君津商業・昭和秀英
D2ブロック
シード校:
C 志学館・A 中央学院1回戦あり:
東海大市原望洋・八千代東・船橋古和釜・袖ヶ浦・松戸向陽・国分
※当然ですが成績期待値が2.000未満になりうるのは1回戦から登場するチームのみです。
各小ブロックの最上段と最下段のチームがそれぞれシード校となります。それ以外のチームで成績期待値の高いチームを探せば、ノーシードで警戒すべきチームがどこなのか見えてきますね。
今回は以上です。あとは開幕を待ちましょう!
雨による順延や私自身の都合などで今後の投稿が不定期になる可能性もありますが、できる範囲で中間予想を提示していければと思います。今後ものんびりとお付き合いいただければ嬉しいです。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
あとがき
ここまでの八千代松陰は
秋に8強入りし、春のシードを獲得する
春の2回戦で中央学院に敗戦し、夏のシードを落とす
夏は1回戦から始まり、2回戦でCシードに当たる山に入る
という去年と酷似した展開をたどっています。去年は夏の2回戦でCシードの市立柏に敗戦してしまいましたが、今年は果たして...?