【小さな夜のトロイメライ】八宮めぐる プチ解釈

ダウンロード (94)

シャニのコミュやら色んなものに対する自分なりの考察を見える形に書き貯めたくてnoteを立ち上げました。


最初の記事は絶対これがいいなって思ってたやつ。めぐるちゃんのP-SRカードです。

前提として(?)カードイラストがいい。なんだこれ

※以下ネタバレありです


1. 「ON:消失のクライシス」

早押しクイズの番組に出ており、その休憩時間での出来事が描かれている。

そのクイズ番組は1問間違えるごとに「一流アイドル」→「二流アイドル」→「三流アイドル」→.... とランクが下がっていき、最低ランクになると画面に映らなくなってしまうという某格付けチェック番組のオマージュ企画であった。

既に落ちる所まで落ちてしまい後が無いめぐるは休憩時間にシャニPと問題の復習をするが上手くいかず、焦るめぐると「真乃や灯織と勉強している時は解けていたじゃないか」と言うシャニPだったが、これが『テスト直前の休み時間に問題を出し合う同級生』のような図だと見て取れたのは次のコミュを見た後だった。この時点ではまだただの微笑ましい2人の光景だと思っていたし、このコミュからどうやってあのカードイラストに繋がっていくんだろうな〜と感じていた。

結局クイズ番組の結果がどうなったかはブラックボックスとなったが、多分コミュタイトルから察せられる。


2. 「OFF:その甘さは時をかける」

1.のコミュとは完全に場面が変わり、高校時代の同級生と飲み会に行き解散した後のシャニPの一人語りから始まる。

「集まる場所はコンビニから居酒屋に変わったけど」「冬でも外でふざけてたっけ、温かい飲み物をカイロにして」など、ここまでシャニPの解像度が高く描かれるのを見るのは初めてだったので新鮮に感じていた。シャニPの高校時代妄想だけで本一冊分くらい書けるのでは...?

そんなシャニPが酔い覚ましのついでで歩きながら、途中の自販機でココア(コーヒーが売り切れだったので)を買い、更に歩いた先にあったコンビニの外で出会ったのがホットココアを飲んでいためぐるだった (ここでカードイラストが挟まれる)。

自身もホットココアを飲みながら、ホットココアを持っていたシャニPに対して鋭く「手を温める用に買ったんでしょー」と言うめぐるは現在を生きる高校生としての存在を強調している。

また、コーヒーが売り切れていたのでココアを買ったことを知ると「だよねだよね!プロデューサーはコーヒーってイメージだもんっ」と言うめぐる。これはコーヒーが普段の『大人』としてのシャニPを表しており、この場面での私服でホットココアを飲むシャニPは完全に高校時代に戻ったような感覚を表していた。


シャニPの高校時代を象徴しているコンビニで互いにホットココアで暖を取りながらお喋りをしてそのまま解散する2人。そしてその雰囲気に飲まれたのか「また学校で...」と言い間違えるめぐる。めぐると別れた後にココアを飲みながら白い息が出ていることを気にし始めるシャニP(個人的な感覚として白い息は子どもの頃は珍しいものに感じ、大人になる度に気にならなくなっていくものだと考えている)。そして1. のコミュでの試験前に問題を出し合って勉強する友達同士のような一幕。

これらは全て「シャニPがめぐると同級生だったら」という実現することの無い情景を与えてきていると感じた。

たった2つのコミュでこの"良さ"を与えてくるP-SRのカードは本当に凄いと思う。ここからTrueコミュに繋がっていくと思うと更に。

そういえば、この2つのコミュタイトルについている「ON」と「OFF」は純粋に仕事かプライベートかを表しているのか、それとも「大人としてのシャニP」「青春時代のシャニP」を表しているのか考え始めるとぐるぐるしてきました。


Trueコミュ「YOU:おやすみと星が瞬くように」

2. のコミュで全プロデューサーが感じためぐると同級生だったらな...という憧憬を見事に...というかあっさりひっくり返してきたのがこのTrueコミュ。

遠方での撮影が夜に終わり、高速道路で帰っているめぐるとシャニPの2人。まず『高速道路を運転してアイドルを送っている』という図が既に高校生のそれとはかけ離れてくる。

眠気に負けそうになりシャニPに「着いたら起こすし寝てていい」と言われるも帰るまでシャニPの話し相手になろうとする健気なめぐる。シャニPとの立場の差をめぐるなりに埋めようとしており、めぐるにもシャニPと同級生に近い立場でいたい欲求があるのだろうかと感じた。

また、「夜景が見える......!すごいね綺麗だよ......!」と言い窓を開けようとするも吹き込んで来た風に「ひゃっ、さむー!」と思わず言ってしまうめぐる。これは大人としてのイメージが強い『夜景』がまだ合わなかった、とも見て取れる。

そして結局眠気に負けて眠ってしまうめぐる。その後サービスエリアで目を覚ましためぐるにシャニPが買ってきたものがコーンポタージュだった。個人的には缶のコーンポタージュというものも高校時代に自販機で買って温かいねと言いながら飲むようなイメージを持っている(めちゃくちゃ個人的な解釈なのでそういう意図じゃなかったらごめん...)。


ここまでのめぐるを見ると、めぐるはやはり高校生であるという位置づけが度々されており、仮にめぐるの方からシャニPの立場に近づこうとしても、それも叶わないという現実が強調されたように感じた。

そしてこのコミュの最後の場面として「(やっぱり仕事の時はココアよりもこの味だ)」と、コーヒー(明確に書かれていないが100000000000%そうだろう)を飲みながらサービスエリアを出るシャニPの心情が描かれている。

シャニPにも駆け抜けた高校時代があり、めぐるを見ているとその頃への未練がかったものが生じてしまうけれど、結局今のシャニPに合うものは高校時代の象徴であるココアではなくコーヒーだったんだな〜 と。


雑なまとめ

この3つのコミュを通して、シャニPがめぐるの立場になろうとしても、逆にめぐるがシャニPの立場になろうとしてもどちらも上手くいくことは無く、『大人としてのシャニP』『アイドルであり高校生としてのめぐる』の関係が一番しっくり来るんだということが表現されていたように感じた。

どっちにしろプロデューサーであるシャニPが高校生であるめぐるに出会って、互いに歩み寄ろうとした結果今の関係に落ち着いているだけなので、同級生シャニPめぐる概念があればそれはそれでしっくり来ていると思うしpixivに軽率にSS上がったりしてないかな,,,

このコミュやW.I.N.G.でのコミュ等を通して、八宮めぐるさんのことを『この世で最も高校生であることが似合うアイドル』だと思って見ています。対戦よろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?