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ブログをはじめたきっかけ

このブログに興味を持っていただきありがとうございます。

公認心理師・臨床心理士のいちかと申します。公立の小中学校で18年スクールカウンセラーをしていて、10年間、専門学校で保育士や医療従事者の卵の学生に心理学を教えています。年齢は40代、2人の娘を持つ父親でもあります。
 私は本来、家族や友だち、仕事で会っている人々といった狭い範囲での人間関係にしか関心のない人間です。世の中に起こる社会的な問題や、不特定多数の人に何か影響を与えようなんて考えたこともありませんでした。

 しかし、コロナ禍という今までにない状況に置かれ、例えば学校が初めて長期の休校になり、「卒業式ができない!」とむせび泣くような子どもたちの声を聞いたり、医療従事者を目指す学生が「地方から出てきたのに友だちができない。帰省もできない。実習もできない。」と落ち込む様子を共にしたとき、心が大きく揺さぶられました。
 それから少しずつですが、自分が社会にできることは何かないかと考え、何かしてみようと思いました。お便りで「コロナ禍のような困難な時期と上手に付き合っていくために役立つ心理学」をテーマに発信したところ沢山の保護者から反響をいただきました。また、オンライン授業を始めた時は、学生たちからデメリットが多く語られましたが、オンラインで授業ができるメリットは何か考え、普段ではオファーできないような著名人をオンラインでお招きし、交流するような機会を設けたことで学生たちが感動する姿を見ることができました。

 このようなチャレンジと小さな成果を感じたところで、自分の持つ長年のカウンセラー経験と心理学講師の専門性を伝えて、みなさんの「精神生活が少しでもよくなる」ことに貢献できたらと思い、ブログを書いてみようと思いました。
 
 現在、コロナ禍から日常へと少しずつ変化してはいますが、まだ世の中全体がネガティブな雰囲気に偏り、モヤモヤを抱えている人が多いと感じています。そのため、なんとなく漂う悩みと付き合うための「マインドフルネス」のノウハウ、はっきりとしない不安を安心感に変えるための神経心理学的アプローチである「ポリヴェーガル理論」のワーク、ネガティブに偏りやすい心をポジティブに向けるための「ポジティブ心理学」、ぎくしゃくしやすい人間関係をよくするちょっとした工夫としての「ペップトーク」をご紹介していけたらと考えています。心理学の専門家でない人もわかりすく理解し、日常で実践できるような事を発信していこうとと思います。読者の皆様からの質問も大歓迎です。

 なんとなく気分がどんよりしていたある日、送別会の場で、若い男性が後ろに回した手にいろとりどりの花束を持って、同僚であろう女性に今まさに渡そうとする瞬間を見ました。他人事ながら、この、”これから幸せが起こることがはっきりと約束されている時間”は、なんとささやかで微笑ましく、幸福感に満ちた世界なんだろうと、とても嬉しい気持ちになりました。
 私の発信を見ている皆さんが、このような体験を日常生活のなかで経験できるよう専門的なノウハウを提供していきたいと思います。
 このエピソードを起源として私の発信を受け取る皆様が一つの豊かな花を咲かすよう「一花=いちか」と名乗り、「mental flourish labo」(精神的に花がいっぱいになるように目指す研究所)という場を作ることにしました。
 私はもともと無精者で、1つの事をコツコツ続けることが苦手な性格なのですが、まずは30記事投稿を目指します。

共感してくださった方はぜひ応援よろしくお願いいたします。


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