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猫を飼うまでの日々〜秋 ネコ活始動!〜

9月末になるとだいぶ暑さもマシになり、ついに保護猫との出会いを探し出しました!

何でもサーチして、知識を詰め込まないと気が済まないタチなので、まずは図書館でネコ本を読み込みました。
そんな中で1番悩んだのは、1匹がいいの?それとも2匹?
今の時代の飼い方は、基本的にはずっと部屋飼いなので、1匹では寂しいのか?と思ったり、2匹だと猫は縄張り意識が強いので余計ストレス…などいろんな情報で悩みます。でも初心者がいきなり2匹も相手にできない気がして1匹をあたろうと思いました。

そして次には保護猫をどう探すか。インターネットで保護猫、里親募集、とするとたくさん出てきます。インスタグラムでも保護猫譲渡会の情報がいっぱいで、情報収集していると頭の中は猫だらけ。色んな猫がたくさん出てきて、ずっと検索してしまいます。

ついには脳内エアー猫が出てくるようになり、家に帰るとにゃ〜んとお迎えしてくれる気がするし、朝起きたら猫が起こして餌を要求しているような気がするという末期症状…

保護猫との出会いを求めるなら、NPOなど作って活動されている団体から、OMUSUBIといった里親を募集しているインターネットサイト、そのほか行政がやっている動物愛護センターなどいろいろ見つかりました。
なんだかNPO法人のやっている活動は、譲渡会という集団お見合いの会があるので合コンみたいだし、インターネットサイトは出会い系アプリ、行政がやっているのは登録、紹介制なので結婚相談所だな…とこれはまさに人間でいう婚活じゃないか!では、保護猫探しをネコ活と呼ぼうではないか!と思い至りました。

保護猫活動をしている団体は団体によって譲渡の条件がいろいろです。人間でいうと、お見合いパーティで参加条件があるのと同じ感じ。人間でいうと年齢や年収、学歴で絞られているように、ネコ活では「65歳以上、一人暮らし、乳幼児がいる」といった人はダメという団体が結構あります。飼えなくなった時に代わりに飼ってくれる保証人が必要なところもありました。ネコの安心できる生活のためとはいえ、なかなか条件が厳しいなあ〜

話題はそれますが、「里親」と検索すると、上位には「保護ネコ」「保護犬」が来ることが多いですが、児童福祉の領域で働いている身としては少し残念に思います。
児童福祉の世界では、里親や特別養子縁組制度を推進していき、児童養護施設育つ子どもをできるだけ家庭的な環境で育っていってもらうよう国をあげて頑張っています。
西洋をはじめとする外国では、里親や養子は割と選択肢として知られており、人種の違う親子が普通の日常で見られるのですが、日本ではまだまだ認知されておらず、なかなかマッチング件数も少なく児童養護施設で育つ子供の方が多いのが現状です。

不妊治療をしていた人が、なかなか成功せず、里親や特別養子縁組を希望することがありますが、いざ気持ちをそちらに、と思ったときに、日本では不妊治療を開始する平均が40歳、数年頑張って…となると40代半ばになっていることもしばしば。特別養子縁組は法律では年齢制限はありませんが、実際のところ成人年齢になる頃の歳の差を考えると、概ね45歳の歳の差を超えないよう設定している団体がほとんどです。そうすると特別養子縁組を希望する頃には年齢がオーバーしてしまい、うまくマッチングせずということがしばしばあります。里親は養育里親という選択肢もありますが、子育て経験がある人が優先されるので、そこでも難しくなります。そういう意味で、この人間での里親・特別養子縁組制度についてもっと若い人に早いうちに認知され、外国と同じように普通のことになればいいなと思います。

色々と知識を詰め込み、次からはネコ活本格始動です!