藤井風さんの活躍にみる、地方のこれからと子育てで親がすべきこと
藤井風さんというアーティストをご存知でしょうか。この間、報道ステーションで取り上げられたり、テレビ露出も増えているので、ご存知の方も多いかと思います。
どこか懐かしいような心地よいメロディと大人の色気を含んだ優しい歌声。
私も最近、藤井風さんの音楽にハマりつつあります。
音楽の才能に溢れた藤井風さんですが、2019年に楽曲制作で上京するまでは、生まれ育った岡山県の人口1万人ほどの町にずっと住んでいたそうです。
そんな藤井風さんの活躍から、地方の小さな町でも世界で活躍できる人材を育てられる可能性と親が子育てですべきことを考察したので、今回の記事にまとめたいと思います。
地方の小さな町でも、世界に羽ばたく人材を育成できる
藤井風さんは岡山県里庄町に生まれ育ちました。人口1万人ほどの小さな町。3歳の頃からピアノを始め、高校は県内トップクラスの公立高校の音楽科に進学して音楽漬けの毎日を送ります。
これからはYouTubeの時代だ、という父親の言葉をきっかけに、中学生の頃からYouTubeでピアノカバー動画を投稿。自ら発信してきた着実な努力が身を結び、2020年に1人のアーティストとしてメジャーデビューを果たします。
デビューしたばかりだというのに、既に海外にもファンがついているのは、YouTubeを活用して様々な発信をしてきたからだといえます。
藤井風さんは2019年に楽曲制作のために上京するまでは、特に東京で生活をしたことはない様子。
報道ステーションのインタビューにもありましたが、ネットがあるから特に東京に出る必要性を感じなかったのだそうです。
ネットがあれば、都会に出る必要はない。
アフターコロナの社会像にも通じるものがあります。今、戸建て住宅市場は郊外や地方の住宅の人気が高まっています。
仕事も勉強も習い事も、オンラインで完結できる。これからの時代は地方の情報格差というデメリットは解消されてくるのだと思います。
逆に、都会よりも大きなメリットも考えられます。土地がたくさんあって子供の頃から体を動かして、自然と触れ合う遊びが気兼ねなくできることで感性豊かな人が育つ。音楽家や芸術家、小説家など、その人の感性が鍵になる人材を育てるには地方の方が良いという可能性もあると言えそうです。
どこにいても全世界とつながって、学んだり、発信のできる時代だからこそ、地方ならではの豊かさに改めて視点を当ててみた方がいいのかもしれません。
子育てで親がすべきことは?
藤井風さん、音楽だけでなくダンスや英語も堪能なようです。
よく子育てでは、あれはダメ、これはダメ、これをやりなさいと親が指示してしまいがち。
だけど、藤井風さんを見ていると、本当に本人がやりたいことを突き詰めていれば、それに関連することも身につけることができるということがわかります。
親がすべきことは、勉強しなさいと叱るのではなく、物事を学び、熱中する楽しさを言葉や背中で伝えることなのではないでしょうか。
そして、少し長く生きているからこそ予想できるこれからの社会像を伝えること。藤井風さんは父親にこれからの時代はYouTubeだと言われたからこそ、YouTubeへの投稿を始めて、才能を発揮しました。
これからの時代はこういう風になっていくと思うよ。だから、こんなことをやってみたらどう?と子供に提案する。大事なのは、やりなさいと指示命令するのではなく、あくまで提案で、選択する権利は子供に与えることです。
本人が本当にやりたいと思った時に発揮される底を知らないパワーを信じること。
そうすることで、子供の才能を上手に育ててあげられるのだと思いました。
長くなりましたが、藤井風さんの音楽、本当に良いのでぜひ聴いてみてください!
https://music.apple.com/jp/album/help-ever-hurt-never/1505498769
以上です。
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