主従

平均化訓練に限らず身体を使う諸々において、頭を使ってあれこれ考えることが推奨されることはあまり多くありません。
時には「あたまは邪魔だ」なんてこともあるかも知れません。
平均化体操で言えば体操をしている最中に考えてしまうことは最大のミスとも言えます。

普段あれこれ頭でいろいろ考えているのを逆転させる。
そう言う説明もできるかと思います。
頭が主人で身体がそれに従うのを、身体を主人にして頭がそれに従うようにする。

しかし、その逆転はどこまで行っても頭と身体の対立という軸からは出られません。

頭は頭として、身体は身体として、あるべき仕方で動けるような調和した状態を求めていくべきではないだろうかと感じています。

あたまのたいそう｜高橋孝治｜note