決断した日

やっと気になる人から好きになった。昨日あなたとまさか会うなんて思ってもいなかった。酔っていた私はあなたに我儘を言って一緒にご飯に行こうと誘った。渋々来てくれたあなた。けど終電までしかいれないと。少しの間だったけど楽しかった。帰りも同じ線だったから一緒に帰ったね。勇気を出して2人でどこかに行こうと誘った。けど辛いと言われた。あー私のこと嫌いなのかと吐息と共に言葉を発した。そしたらあなたは彼女ができたと囁いた。聞き間違いかと思ったけど彼は笑顔でそう言った。私は辛くて泣きそうになった。そしたら色々と辻褄があってくる。遊びに誘ってもあまり乗り気じゃないし早く帰りたがるあなた。私はちゃんと言えたか分からないけど、お幸せに。とそう告げた。あなたに好きバレなんてしてないよね。気まずくなんてなりたくない。頭をフル回転させて私は笑顔で接した。あなたと別れた後私は雨に紛れながらそっと涙を流した。

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