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クローズドルームで待ち合わせ

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隠したいけど、話したいこと。墓場まで持っていきたいけど、小分けにして人の手に渡してしまいたいもの。それらを書いた小説、エッセイを公開するマガジンです。
週に1記事ペースで更新します。買い切りのマガジンなので3本以上読んでくださる方はマガジン購入がおす… もっと詳しく
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#エッセイ

楽しい生キャラメルの作り方

はじめに断らせてもらいたいのだけど、この記事は決して「美味しい生キャラメルのレシピ」を紹…

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七屋 糸
3年前
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それは心ほころぶ魔法のコトバ

買出しに出たスーパーの商品棚の上の方を指差されて見上げると、ハーゲンダッツのファミリーパ…

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七屋 糸
3年前
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『冷蔵庫の中から愛を込めて』#クローズドルームの番外編

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七屋 糸
3年前
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おやすみの前のおしゃべり【髭剃りと飽き性のロマンスのお話】

髭を剃りたい。 わたしにはまだ生えてこないから、誰かの髭を剃りたい。

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七屋 糸
3年前
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コンタクトのトマト漬け、または『本当のこと』

わたしはずるい人間だから、絶対に怒らないという確信のある相手にしか『本当のこと』を言わな…

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七屋 糸
3年前
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「そんなもんだよ」と彼が言ったから、今日は尖った自分をしまうことにした

自分を褒めてあげられることって、いくつあるだろう。 たとえば毎日note書いてるとか、毎日シ…

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七屋 糸
3年前
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「いらない子」にしたのは誰ですか

昔、庭に小さな木があった。 まだ苗木のような、幼稚園児だったわたしの腰ほどしかなかったひょろひょろの木で、たぶん梅の木か何かだったと思う。 それは近所のローカルなイベントで売っていたもので、ねだって買ってもらったわたしは庭に植えてからというもの、毎日せっせと水をあげて成長を見守った。ちょうどとなりのトトロのメイちゃんみたいに。 だけどわたしの背丈を越す前に、別れは突然やってきた。 当時住んでいたアパートに清掃業者の人が入った時、作業員のひとりが庭に植っていたひょろい木

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百日紅、もしくは元カレとの思い出の保存方法と期間について

八月が終わると、暑さに関わらず気持ちがぐっと秋に引き寄せられていく。 それは夏が嫌いだか…

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七屋 糸
3年前
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自分の不安は可愛くない

たとえば、小さな子供が「遠足の日に雨が降ったらどうしよう」と心配していたとする。 だがニ…

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七屋 糸
3年前
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世にも可愛い「良い人マウント」のはなし

お盆休みが終わって日常が戻ってきた今日この頃、またしても同僚のマウントがはじまった。 PC…

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七屋 糸
3年前
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緑色の綿飴は何味だった?

靴のサイズが18センチくらいだった頃の思い出の中に、緑色の綿飴がいる。 購入したのは確か地…

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七屋 糸
3年前
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夏のしっぽを追いかけて

季節の中で「感じたくなる」のは、夏だけかもしれない。 7月も中盤に差し掛かった朝、しとし…

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七屋 糸
3年前
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カーテンのない部屋に住むということ

最寄りのコンビニまでの近道に、2階建ての大きな一軒家がある。デザイナーがついて綿密に設計…

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七屋 糸
3年前
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じょうずに他人事

人を沼にはめるのが上手い人って、いる。 漫画でも小説でもドラマでも音楽でも、自分の好きなものを布教するのが上手な人はほんと病的に上手なもので、個々の地雷が埋まった大地を鼻歌でも歌うみたいに最奥までたどり着いてしまう。そこまでこられたらもう降参するしかない、素直にハマるほかに道はないのだ。 そうやってわたしは米津玄師にハマったし、車にもちょっと詳しくなったし、今はどうぶつのもりにハマっている。 わたしがちょろいのもあるだろうけど、どうしてみんなそんなに人にものを勧めるのが

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