心に自由が与えられているから、人間が何千万人いても、何十億いても、心はちがう。
それでは、心の本体である魂は同じものか違うものであるか、というなら、もともと同じだったと思うが、人間生れかわり死にかわって、心を使っている間に、使い方がそれぞれ違っている故に、本体である魂も違ってきていると思う。
だから神の思いと人間の思いとは違うのである。また人間それぞれにみな違うのである。それを神さまが許されているのである。その思いが象(かたち)を創くる。人間は神が思いつかないような思いをし、神が思いつかなかったような象を創り出してゆく。
それを創造者なる神が楽しまれるのではないか。