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競馬コラム集『さらばレイデオロ』内容紹介です

競馬コラム集『さらばレイデオロ』を上梓しました。
表紙の赤と緑はキャロットの勝負服。
『競馬王』に掲載したコラム14本をまとめた1冊です。
詳しい内容を紹介します。

「まえがき」より

一口馬主を初めてやったのはシルクだった。
まだナリタブライアンの早田牧場が仕切っているころだ。
当然、お目当てはブライアンズタイム産駒。
そんなに高くもない牝馬を買った。
シルクトパーズ。
しばしば穴を出し、帯封もプレゼントしてくれた。
牧場で育成する時からの紙焼き写真やレースのテレカをもらったり、まあ、わりと楽しめた。
だが、重賞レースを勝ったり、クラシックに出走する馬ではなく、それは夢の世界だった。
数年後、仲間とキャロットをやり始め、ランフォルセが重賞を取った。
このころは地方競馬巡りで忙しく、交流重賞を追いかけた。
昼の川崎、船橋、大井ナイター。
シルクの頃より楽しめた。やはりレースを勝たないと面白くない。
それでもクラシックには無縁であった。
母馬優先で買ったラドラーダの子には期待したが、最初のティソーナは距離短めに出た。
次の子は父がダイワメジャーからキンカメに代わった。
それだけでも期待した。
名前はレイデオロ。
金になりそうな名前だ。
皐月賞5着からのダービー制覇。
天皇賞や有馬記念でもグリグリの本命馬。
最高に時代がやってきた。
賞金もたくさんいただいた。
しかし、早熟ラドラーダの子の活躍期間は限られる。
一口馬主の栄華の日々は短かったが、至福の時間だった。
馬券はあまり当たらなかったけど、強運だったと思う。
そんな日々の競馬コラム集だ。
これもまた『勝負馬券論』同様、金の匂いや女が好きでたまらない競馬ファンのための1冊だ。
レイデオロ。
黄金の王。
さあ、競馬と金と女の話を始めよう。

目次と内容

1 サンドイッチ馬券の女(吉原のソープ狂いの男優の話)
2 砂の町(北関東の女)
3 損失補填の女(競馬の負けをフーゾクで補填した人気AV女優の話)
4 さらばレイデオロ(福島のスナックのママの話)
5 ステップレースの女(滋賀の尾野真千子似の女)
6 東京大賞典の女(男優仲間と大井競馬に行った話)
7 宇都宮餃子の女(宇都宮ロケの素人娘の話)
8 マタデロの酒(経費を使い込んで夜逃げしたADの話)
9 二重瞼の女(吉原の人気嬢の話)
10 城下町の女(松本城の人妻の話)
11 涅槃の女(印旛沼の人妻の話)
12 落日に男は生きた(立川競輪の予想屋の話)
13 泡ヌケの女(ソープの女がうちにころがりこんできた話)
14 海女(海女のAVに嫉妬した人妻の話)
あとがき(レイデオロに関するツイート集)

例によって、半分はAVレポートみたいなコラム集ですが、賭博の本質にもにじり寄っています。
競馬ファン、AVファンに読んで欲しい1冊です。

表紙はキャロットの勝負服の赤と緑を使用。
競馬場のパドックを見つめる女性の姿です。
実はこの本、最初は下のような題名、表紙でした。

俺としてはこの本をレイデオロに捧げたかった。
コラム連載も終わり、次の競馬本はいつになるかわからず、ここで感謝の意を愛馬に伝えました。
レイデオロ、遅くなってスマン!


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