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瞬間恋愛と今よりマシな未来

貴宮 過去の「ザ・面接」シリーズでは瞬間恋愛をテーマにしたものもあり、そこではまさに「つい今しがた会った相手と心を通わせてセックスする」という試みが展開されていたわけですが、これは仕掛ける側(面接軍団)と受ける側の双方がプロだったからこそ成り立ったのであって、その道に通じていない世の大多数の人にとっては、相当ハイレベルな要求です。いや、むしろこの条件下で心の通ったセックスができるならば、もう誰とやっても同じなんじゃないか。で、そうなると、ますますセフレとそれ以外の「性的交流を含む人間関係」(夫婦、恋人etc.)との境界線が曖昧になってゆく(法制度的なものは別として)……。そんな気がします。

『とあるAV監督がセフレじゃないとかそうだとか本気出して対談してみたら意外とマジな話になった件。』

新刊の中で瞬間恋愛について触れた箇所。結構鋭いんですが、俺が思ったのはこの話の裏スジについて。つまり、プロもヤル気にならなければ瞬間恋愛なんて夢のまた夢ということ。また、日常においては瞬間恋愛の技術というのは必要なんかなという疑問も。

瞬間恋愛の技術がなくても今よりマシな未来を作ることはできると思う。
瞬間恋愛は匠の技だ。


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