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目を合わせること

以前に猫六イベントでの俺と佐川銀次のトーク。
銀次は昔、ガチで寝込みを襲う「夜這い」シリーズで女優にフラれてばかりいた。

俺「ラポール作りのできる今やったら、もっとうまくいくんちゃうの?」
銀「いやー、暗くて俺の目が見えませんからね~」
俺「そんなもんか」
銀「難しいですよ」

目を見ることも口説き術、まぐわい術のひとつ。
目を見るか否かでまぐわいの質が変わってくる。

撮影の時。
どうしても行為中、相手の目を見ない女がいる。
3回くらいは「見ろ」言う。
でも4回目は言わない。

悲しいことにどう頼んでもめを見ない女優は見ない。
顔をそむける。
目をつむる。
目の前の男を直視しない。
今、起こっていることを目の当たりにすることから逃げ出す。
3回は言うというのは、それ以上は言っても押し問答になって、逆に快感から遠ざかるから。
理想は2回目くらいで見て欲しい。

撮影中にミラーニューロンの説明をするわけにいかない。
代々木組ならおそらく撮影前に聞かされていると思うが、それでも実行できない。
過去にケンカしたり、険悪になった現場もあった。
一時期の俺はそのへん、妥協しなかったが、それもまた俺が未熟だったせいだろう。

プライベートなら、すべての動きを止めて話をすると思う。
「まぐわう」は「目合い」と書く。
目合わせ、だ。

見つめ合うこと。
ここから脳が発火するよ。

先日のイベントのベースになったテキストのnoteです。『生きる哲学としてのセックス』愛読者の方、これから読まれる方に同じ現場にいたひとりとして、解釈のアドバイスや体験談をお伝え出来たらうれしいです。

こちらは共感ベースを作りながら、男女の関係を深めていくノウハウのnoteを集めたマガジンです。大体5000字前後書き込んであります。「見つめ合う、手を握る、ハグ」から始めよう。なじみとの共感性から始める溶けるキスへの工程とは? 共感ベースが導く男女の世界へのアプローチのじっくりお楽しみください。

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