ゴルゴ錬金術
ゴルゴ13にハマっている。コンビニで新しい本を見かけたら買っていた。そのうち刊行されるのが数パターンあるのがわかった。
①まずビッグコミック本誌。これは毎月10日と25日発売で新作が掲載される。36ページ。
②その作品が約3年後にB6判の別冊ビッグコミックになる。これは3、6、9、12月に発売される。
③その作品が約1年後、B5判のビッグコミック増刊で総集編として出る。2、5、8、11月。②③は一覧表をして広告が掲載されている。
④そしてまた1年後、リイド社からSPコミックスとして刊行される。いわゆる単行本で、先日ギネスの記録を作ったのはこれ。四次使用版だ。
⑤これ以外にマイファーストビッグというコンビニ判があり、これはアンコール版も含めると月3回出たりする。
⑥さらにコンビニには文庫サイズのポケットエディションも並び、文庫なら小学館文庫もある。他にもベスト版や編集ものが多々あり、もはや何次使用かわからないくらいのゴルゴ13がコンビニや書店に並ぶわけ。
⑦そしてスピンオフも始まった。ビッグコミック増刊号の『銃器職人・デイブ』。7月が1回目で、9月に2回目が掲載される。「ウォーキングデッド」みたいに世界観が広がっていく展開だ。
多いとは思ったが、こんなにあるとは思わなかった。
俺は小説・マンガはリアルタイムで読めるなら、それを読むのが同時代人の楽しみと考えているので、できるだけ早い版で読みたい。
となると①②③⑦あたりを抑えればいいが、昔の作品も読みたいのでベスト版やコンビニ本を追加していくことになるだろう。
これは一種のゴルゴ・サブスクかもしれない。そして、さいとう・プロの錬金術でもある。
名作にはいろんなバリエーションがあっていい。面接シリーズにもいろんな編集バージョンがあるしね。俺が好きな『面接大全』は副音声入りなのでオススメだが、今は入手困難か。