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【Em và Trịnhの感想】

映画はとても面白い内容でした。

ここ、2,3年で見た映画では一番面白かったです!
そしてこの内容のものが、公開許可が降りたのも驚きでした。

キャスティングもとても良かったともいます。スーパースターとかすごい知名度がある人は、全くいないんですが、原作に見た目も近い人だったり、とてもわかりやすいです。

Trinh Cong Sonの若い時の、役のAlvin luは自信薄弱で気の弱そうな感じがピッタリでした。

Michiko役演じる中谷さんもガッツリ出てました。

数ヶ月前見たポスターの番手が7番目だったので、あんまり出番ないのかなぁ?って思っていたんですが、直近のポスターでは3番手になって、実際に見た感想もヒロインかその次ぐらいの超重要ポジションでした。あの役は、能力面においても中谷さん以外にはできなかったと思います!

ネタバレはしないように感想を書いておきます。
内容は、2つの時間軸があって交互に場面が変わるのですが

①1963年〜67年
Trinh Cong Sonの年齢25歳〜29歳ぐらい

②1991年〜
Trinh Cong Son52歳ぐらい
*Trinh Cong Son1939年生まれ

①に関しては、政権が変わって一番バチバチしている時ですね。

私は、生半可なベトナム戦争本コレクターというのもあって映画の前半の年代に関しての歴史背景はとても興味あります。

私が一番印象に残ったシーンはTrinh Cong Sonの友達が、頭を坊主にして仏教徒の格好をして「まだ死にたくない」って言っているシーンですね。1963年ってNgo Dinh Diem政権への抗議で仏教徒の焼身自殺が相次いだですが、実は自分でやりたくてやっている人だけじゃなかったのかもしれないなと。。

②で当時のヒロインのDao AnhをPham Quynh Anh(1984年 38歳)ってどうなの?って思いました。①のDao Anh役の顔の系統は同じですが、50歳前後の役を38歳に配役って、ちょっとミスマッチなんじゃ??後は、自分と同い年が50代の役を配役されるのもなんか悲しくもあります。

制作費をWikiでみたら60tyで通常の映画の倍ぐらいお金をかけている感じ。歴史作だから、劇中にスポンサーも差し込めないでしょうし。。あの時代背景の場のセッティングにお金かかったんですかね。。

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