片付けが苦手だけどおしゃ部屋にしたい

いきなり唐突に思い付いてしまった。
もうお洒落な部屋に、そうおしゃ部屋にしたいのだ。

じゃあさっさとやればいいじゃん。
そう思ったでしょ。
私も思った。同じだね。友達になろう。

でも私には簡単ではないのだ。

すっごい苦手。片付け。

実家に居たときはママに怒られながらすみませんね~って言いながらじゃないとやらない。

でもゴミとか汚れとかは凄く嫌いなのでそこは凄く綺麗。でも部屋はすごい散らかってる。

休日にめちゃくちゃ一気に片付ける人いるじゃん?

それ私。

日曜日とかもう本当に綺麗。水曜日が一番魔界。

痺れを切らして何回もママに学校へ行ってる間に片付けしてもらっていた。

床に落ちてるもの全部捨てるからね。
本当に全部捨てられる。笑った。なにもない。
自業自得だしなって毎回納得していた。

今思ったら何様だお前ってなるな。

大学になると親元離れておばあちゃん家にお世話になったんだけど、私に貸してくれた部屋が凄い広かった。
16畳?くらい20くらいあったかもしれない。
置いてあるベッド入口からは小さく見えたけど
クイーンサイズ。
え?普通に大きいわ。ごめん小さいとかおもって。
クローゼットも壁一面全部だしこれなら散らからないだろう。そう思ってた。

もう水曜日には魔界になってた。

私もう凄いなって思う。街みたいのできてた。
月曜日の洗濯物の集落。大学で必要な教科書の集落。鞄たちの集落。火曜日の洗濯物の集落...
おばあちゃんびっくりしてた。

私もびっくりしたからおあいこだね。

流石にね就職したら直るでしょ。
独り暮らしの為の部屋を借りる。私は引っ越しの度に高熱を出すので、今回も熱にうなされながら部屋を選んだ。とりあえず広い収納のあるお家。

ここから私の断捨離が始まった。
洋服、鞄、靴、よくわかんないもの。
よくわかんないものはよくわかんないのでとりあえず捨てる。引っ越しの荷物は半分になった。

引っ越したお部屋。そんな新しくないけど私だけのお城。荷物も少ないしこれから絶対に綺麗なお部屋にしよ。

水曜日には魔界になってた。

え?なんで?こわっ。
少ないけど全部外に出したのってくらい散らかった。多分人生で一番部屋が魔界。

離れて暮らすママがごくごくたまに来て
ここで誰か暮らしてるの?人が?って顔してた。

私も家に帰って来る度におもったから気持ちわかる。語ろ。

でも私は部屋を綺麗にする方法を知っている。

引っ越そう。

引っ越しだよ。引っ越し。こういうときの行動力すごい。すぐに家を決めて荷物をつめた。そしてまた高熱を出しながら引っ越した。

次の家は新築のデザイナーズで全部真っ白。
床も壁も天井も凄い白い。収納も大きいし部屋ももっと広い。

たくさんものを捨てた。ここで初めて洋服も捨てた。全部捨てるぐらい捨てた。

みんなおまちかねの水曜日の魔界。

なんでや。突然の関西弁。関西育ちでない人が関西弁使うと関西の人が嫌がるらしい。551とか二度と食べられないようにされるかもしれない。

どうしても魔界になってしまう。
ここまでくると流石に怖い。私は魔界の創設者と図らずしもなってしまったのか。

でも日曜日はすごい綺麗。収納だって全然足りてるしやれるときはやれる。私がO型だから?とか言ったら友達に血液型で性格カテゴリするの日本くらいだよ?そもそも4つに当てはめるとか何様なの。血液型でカテゴリするの一番嫌い。ってものすごい剣幕で言われたことがあるので、O型だからとか言えない。怖かった。そんな怒らないで。

とりあえずなんでかわからないけど生活では苦労しない。多分部屋散らかりの人のあるあるだけど、全然問題がないのよ。足の踏み場がないだけ。ないだけっていうのが問題なんだろうけど。

ここで私は唐突に気がついてしまった。

よくわからないものがここに存在する。

いる、いらない、よくわからない。
この三択が存在するのだ。絶対そうだった。
自分のものなのによくわからない。いるけど捨ててもいいのかもしれないけど、あとから必要だったら嫌だなみたいな。

私は考えるのを辞めた。とりあえずわからないもの一時お預け場所を設置。よくわからないものがでた瞬間そこへいれた。片付け方も大胆にした。まず、大きいゴミ袋に落ちているもの全部入れた。そこから必要なものだけひろっていく。
そうしたらどうなると思う?

わからないもの一時お預け場所が増えた

わかってた。魔界が小さくなって新登場してた。
こんにちは魔界。
もう魔界とは切っても切れないのね。

ということで引っ越しするか。

そして今に至る。
もちろん引っ越しあとに高熱はでたよ。多分出なかったときない。知らんけど。

二人で暮らすので凄い広い。超おしゃれ。流石に二人で住むので荷物は本当にめちゃくちゃ厳選した。パパによくわからないから実家に転送するものを渡した。多分実家で捨てられる。しょうがない。

そして夫が引っ越してきた。
私の荷物は本当に少ない。家電は大きめのを使ってたので全部私のだったけど。それ以外ほとんどない。
だけど、あのね薄々気がついてたの。

魔界の創設者二人目登場

よろしくね。魔王。私も魔王だけど。
もうね無理だからね引っ越した後にママにクローゼットに仕舞うの手伝ってもらった。二度とここから出すなって言われた。
それから殆ど出さずに生活してみた。
効果?かどうかわからないけど散らかさなくなった。でもよくわからないもの一時お預け場所は2ヶ所作っておいた。魔王が二人いるものでね。

とっても満杯。2つとも。すごい。
そしてベッドの下へ収納。

ようこそ。ベッドの下の魔界へ
私はここの支配者である。
おびえろミニマリスト。

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