マツリカ・マハリタ　相沢沙呼

あらすじ

マツリカシリーズの第2弾。
高校2年生になった柴山は、マツリカの暮らす古ビルに通っていた。
そんな、柴山に声を掛けてきたのが同じクラスの高梨、写真部に入部したいので部室を教えてほしいと頼まれた。

ここからネタバレ含む感想

なぜか留年したマツリカの元に通う柴山だったが、2年生になり新しい友人ができた。名前は高梨、柴山を怪談調査のエキスパートと呼び、校内で起こる怪談の調査に柴山を巻き込む。
探偵役は、前作から引き続きマツリカですが、今回のこの作品はマツリカの素性にもフォーカスが合っていて、マツリカは本当に存在するのか？マツリカの正体は？といったことも出てきて、悩む柴山です。
相変わらず、いじいじキャラの柴山ですが、今回は新しい登場人物の高梨ともう一人、写真部に入部希望した一年生の協力もあり徐々に校内での自分の居場所も作られつつあるような巻でした。で、マツリカとの関係は…となるのですがこちらはこちらで、以下続巻…という感じで終わります。
マツリカの正体がわかるときがこのシリーズの最後なのかな…と思いますが、マツリカ卒業からここまで巻き返して、さらにマツリカ謎ばかりで終わるところは面白い展開でした。