珈琲店タレーランの事件簿４　岡崎琢磨

あらすじ

サブタイトルは「ブレイクは5種類のフレーバーで」
今までの１～３巻の中に出てきたエピソードに関連した話を中心とした短編集です。
午後2時、背中を丸めて座席に座っていたら、4人掛け席に座っていたカップルと母子連れ、母親が突然、子どもにコーヒーを飲まないか勧めて子どもが飲めるように砂糖をたっぷり入れ始めた。

ここからネタバレ含む感想

美星からもらったダーツを扱うアオヤマに降りかかった災難。お店に来る前のシャルルをめぐるお話、お店で退屈するシャルル、藻川老人のナンパした女性、タレーランにある檸檬の木の謎、美大に通う凛のその後、今回はコーヒーブレイクの巻ということらしく、それほど重くない（そうでもないか…）お話が中心で、これまでとは違った短編集です。
事件に巻き込まれた美星と亡くなったオーナーの出来事と自殺騒ぎを起こした凛のその後の話が印象的でした。
それでも、岡崎さんはあちらこちらに仕掛けを隠していますので、ミステリーとしても十分楽しめます。私は、かなり騙されました。あまり、感想に書けない内容なので感想を書くのもちょっと辛い…（笑）