小説の小説　似鳥鶏

あらすじ

いわゆるメタフィクション小説集。

メタフィクション（Metafiction）とは、フィクションについてのフィクション、小説というジャンル自体に言及・批評するような小説のこと[1][2]。また、「メタ」と略して使う人も多い。

フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

脱線していく推理小説。夢物語。引用小説。小説を書けなくなる国の小説と普通の小説とは異なった趣のお話です。

ここからネタバレ含む感想

どう書くとネタバレかもわからないのですが、第2話の文化が違うと第4話の日本最後の小説は普通に小説としても楽しめます。
第1話は読むのが大変。どの順序で読めばいいのか…悩みながら読みました。（本文→注釈→ルビと読んでみました。）
第3話の無小説は、読んでみるとタイトル通りですが、小説家にとっては本文中にも書いてい有りますが普通に小説を書く方が恐らく楽なのではないかと推察しました。なかなかぴったりの言葉を探し出すのは大変だなぁ…と考えながら読むので話が入ってこないという現象が起こりました。
第2話は単語を引っ掛かりを感じなければ普通の小説として楽しめます。
以外に大作なのかと思ったのが第4話ですが、もしも…、の想定が重い話なのでいろいろ考えながら読むと深いお話です。ある意味、究極の小説なのかもしれません…。
と、かなり戸惑いながら読み進めましたがちょっと変わった読書をしたい方にはおすすめです。