珈琲店タレーランの事件簿8 岡崎琢磨
あらすじ
珈琲店タレーランシリーズの第8巻。
タレーランに京都で開催されるコーヒーの飲み比べイベントに出店することになる。タレーランを推薦したのは関西バリスタ大会で競ったイシ・コーヒーの石井春夫だった。石井はその大会でトラブルを起こしていたので今回も何か起こるのではないかと心配した店長の美星が出店を決めるが…。
ここからネタバレ含む感想
このシリーズもついに8巻、前々回でお付き合いすることになった美星とアオヤマ。オーナーの病気もあり、アオヤマは転職してタレーランで働いている…。いつの間にやらいろいろことが動いているなぁ~と思った。7巻ではアオヤマほとんど登場せず、美星の謎解きだけだったのですが読み進めて7巻の意味を理解しました。
さて、美星の悪い予想通り、イベントでは何やら不穏な事件が起こります。しかも、アオヤマは何故か他の店の店員と食事するし、挙句アオヤマ犯人説まで登場して、イベント会場に出禁になるというトラブル続きのお話です。
最初のいわくありげな、SNSのチャットが後から効いてくるからここはしっかり読んでいろいろ想像しておきましょう。
岡崎さんは、叙述トリックが好きで仕掛けてあります。多分一作目を書いたときはここまで長くなるシリーズになるとは思っていなぁったんだろうなぁ~と考えると毎回書くのも大変だな…と思ってしまいます。
1から順番に読むのが大切なシリーズですね。
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