天使はモップを持って 近藤史恵
あらすじ
新入社員の梶本大介が配属されのは社内のオペレータールームだった。そこで、大介は清掃作業員のキリコと出会う。キリコは普通の清掃作業員とはちがって歳は18歳くらいに見え、赤茶色にブリーチした髪を高い位置でポニーテールにして、日焼けした肌、体にピッタリのTシャツにミニのプリーツスカートという出で立ちだった。しかし、清掃の腕はピカ一で彼女の後は地理一つ落ちていないくらいにきれいになっている。
そんなある日、大介に自分が作成した書類が紛失するという事件が起こる…。
ここからネタバレ含む感想
「日常の謎」ミステリーです。
探偵は、清掃作業員のキリコ、その助手兼語りが大介です。大介の入社した会社で起こるちょっとした事件を少しのヒントからキリコが解決していくというお話です。
大介は、いろいろな事件を介してキリコと少しずつ親しくなっていきます。短編8話で、1~7話はある事件が起こってそれをキリコが解決していくという流れなのですが、第8話だけは違うストーリーで最後驚かされます。(とはいえ、なんとなく雰囲気では想像ができるかも…。)
このシリーズ、前から知っていたのですが清掃作業員というキーワードからてっきり「家政婦は見た」によく似たおばちゃんが登場して事件を解決するのかと思っていて、なかなか手に取る機会が無かったのですが、読んでみてよい意味で裏切られました…。
8話のあとどのような展開になるのかも気になるので続編も読んでみたいです。
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